在庫棚卸の生成

棚卸を生成して必要に応じて修正または調整し、結果を承認して転記できます。棚卸のさまざまな実行方法は、在庫棚卸で定義できます。詳細については『SunSystems 管理者ガイド』を参照してください。

棚卸設定と棚卸ヘッダー

生成されるそれぞれの棚卸には一意の棚卸番号が与えられます。この番号は続き番号で、システムによって定義されます。

在庫棚卸は、処理可能な棚卸データのみに使用できます。棚卸設定が実行中の棚卸で既に使用されている場合は、そこから別の棚卸を作成することはできません。たとえば、年度末の棚卸を実行するために棚卸設定が使用される場合、棚卸定義は 1 つのオープンな棚卸データでのみ使用できます。オープンな棚卸が完了、クリア、または削除され次第、棚卸設定を他の棚卸で使用できるようになります。

棚卸を生成するときに、棚卸定義内のデータが棚卸ヘッダーにコピーされます。この時点から、システムによって棚卸ヘッダーのデータが使用され、処理されます。棚卸設定への変更内容は、棚卸を生成するために次回使用されるまで反映されません。

棚卸内の行を重複する

1 つの一意の商品/在庫場所/バッチ/有効期限/商品特性の組み合わせは 1 つの棚卸でのみ表示され、複数の棚卸で表示されることはありません。バッチ、有効期限、商品特性のいずれかまたはすべてはオプションで存在しない場合は、表示されない場合があります。

これは、2 つの異なる在庫棚卸で設定範囲が重複する場合に発生します。たとえば、商品 A が在庫場所 X に 20 個、在庫場所 Y に 15 個あるとします。在庫場所 X のみをカバーするために在庫棚卸 SS2 を定義し、その他の在庫場所をカバーするために在庫棚卸 TT3 を定義します。SS2 の棚卸が生成される場合、商品 A、在庫場所 X、20 個のデータの組み合わせが表示されます。TT3 設定の棚卸が生成される場合は、これによって商品 A/在庫場所 X、20個は除外されます。ただし、商品 A、在庫場所 Y、15 個の組み合わせは他の処理可能な棚卸に含まれないため、この棚卸データに表示されます。

循環棚卸

循環棚卸の場合は、循環棚卸生成機能を使用して行が生成されます。