在庫棚卸の結果
実際の物理的な在庫棚卸が完了したら、数えた数量でシステムを更新することができます。これは、[在庫棚卸入力] を使って行います。すべての行に棚卸数量を入力する必要があるのか、予想数量と実際の棚卸数量が異なる行だけを入力するのかは、在庫棚卸の設定によって異なります。
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次の情報を指定します。
- 在庫棚卸番号
- 在庫棚卸一覧に表示される在庫棚卸番号
- ページ整理番号
- 在庫棚卸一覧に表示されるページ番号
次のフィールドには在庫棚卸の結果が表示されます。
- 在庫棚卸定義コードと説明
- 行整理番号
- 予想数量
- 棚卸が生成されるときにシステムが在庫にあると予想する数量。この数量は、基本単位、在庫単位、測定単位の数量です。
- 棚卸数量
- 実際に数えられた数量。この数量は、基本単位または在庫単位の数量です。
- 状況
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在庫棚卸設定の状況。次のオプションがあります。
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[生成済]
行が生成済です。
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[棚卸済]
数えられた数量が入力されています。
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[差異]
許容差が使用されていて、許容差を超える行が見つかった場合にのみ適用されます。
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[承認済]
許容差が使用されていて、行が承認されている場合にのみ適用されます。
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[転記済/完了]
行が転記済で完了しています。在庫移動オーダーが作成され、在庫更新、元帳転記などが行われています。
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[生成済]
- 入力オペレータ
- 棚卸数量を入力したオペレータの ID
- 承認者
- 許容差が適用されていて、行が許容差を超えている場合にのみ適用されます。行を作成したオペレータの ID です。
- 転記オペレータ
- 棚卸行を転記し、その結果在庫移動オーダーを作成して在庫更新や元帳転記を行ったオペレータの ID
- 商品コード
- 数えられる商品のコード
- 基本商品単位
- 数えられる商品の基本または在庫単位
- 商品説明
- 数えられる商品の説明
- シリアル登録
- 数えられる商品がシリアル登録されているかどうかを示します。
- 在庫場所 ID
- 数えられる商品の在庫場所
- 在庫場所説明
- 在庫場所ロック
- 数えられる在庫場所がロックされているかどうかを示します。
- 理由コード
- 在庫場所がロックされている理由
- 倉庫コード
- 数えられる在庫場所が存在する倉庫
- 倉庫説明
- ゾーンコード
- 数えられる在庫場所が存在するゾーン
- ゾーン説明
- バッチ参照
- 数えられる商品がバッチ制御されている場合のバッチ参照
- 有効期限
- バッチに関連する商品に有効期限が存在する場合、または受領に有効期限があってバッチがない場合に、このフィールドに有効期限が表示されます。
- 在庫移動オーダー参照
- 在庫移動オーダー行番号
- 在庫移動オーダー行状況
- これらのフィールドによって、在庫棚卸、在庫承認、転記機能から行が転記されるときに作成される在庫移動オーダー行を追跡できます。
これらのフィールドは、現在の在庫棚卸レコードから自動的に入力されます。
- 商品コード
- 数えられた商品のコード
- 在庫場所 ID
- 数えられた商品の在庫場所
- 棚卸数量
- 数えられた商品の数量。この数量は、基本単位または在庫単位の数量です。
- バッチ参照
- 数えられた商品がバッチ制御されている場合は、このフィールドにバッチ参照を入力します。
- 有効期限
- 数えられた商品の有効期限
- [アクション] メニューから [OK] を選択して、行を在庫棚卸に追加します。
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[アクション] メニューから [終了] を選択すると、
[在庫棚卸入力]
フォームに戻ります。グリッドに追加した行の詳細が表示され、承認されて転記されるまで状況は [棚卸済] に設定されます。整理ページに使用できる次の整理行番号が割り当てられます。
注: 間違えた在庫場所を入力した場合など、行に正しくない情報を入力してしまった場合は、その行に戻って修正することはできません。間違えた行の数量をゼロにし、正しい詳細を別の行に入力する方法で訂正します。
- 特定の商品特性のみ (保管特性ではない) を持つ商品の棚卸をした場合は、これらの特性の詳細を記録できます。[在庫棚卸新規行入力] の [アクション] メニューから [特性] を選択します。 [在庫棚卸行商品特性] フォームが表示されます。
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次の情報を指定します。
- 在庫棚卸番号
- このフィールドは、現在の在庫棚卸新規行入力レコードから自動的に表示されます。
- 在庫棚卸行番号
- このフィールドは、現在の在庫棚卸新規行入力レコードから自動的に表示されます。
- 商品コード
- このフィールドは、現在の在庫棚卸新規行入力レコードから自動的に表示されます。
- 説明
- このフィールドは、現在の在庫棚卸新規行入力レコードから自動的に表示されます。
- 数量
- このフィールドは、現在の在庫棚卸新規行入力レコードから自動的に表示されます。
- 特性コード
- 必要な特性を入力します。
- 範囲値 始め/終り
- 特性のデータタイプで値の範囲が必要な場合は、これらのフィールドに値を入力します。これらは、[特性値 始め] と [終り] フィールドに表示されている使用可能な値に対応している必要があります。
- 選択された特性のデータタイプが離散値の場合は、値を指定する必要があります。 [在庫棚卸行商品特性] フォームの [アクション] メニューから [離散値] を選択します。
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次の情報を指定します。
- 特性データタイプ
- 特性に保持されるデータタイプ
- 特性値 始め/終り
- 特性のデータタイプで値の範囲が必要な場合は、特性レコードで定義されている有効な値がこのフィールドに表示されます。
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次のアクションを実行するには、[在庫棚卸入力] フォームの
[アクション]
メニューから選択します。
- 承認
- このアクションは、行が許容差チェックの範囲を超えている場合に使用します。行が承認され、転記できるようになります。承認を実行する権限を持つユーザーのみが使用できます。このアクションを実行できるユーザーを制限するには、フォームアクセス権エディタを使用します。
- 追加
- このアクションは、在庫棚卸に行を追加するために使用します。
- 転記
- このアクションによって在庫移動オーダーが作成されます。
- 在庫移動オーダー入力
- 強調表示されている行にリンクされる在庫移動オーダーに移動します。
- シリアル番号チェック
- 商品がシリアル登録されている場合は、表示される
[在庫番号シリアル番号]
フォームで、消し込むシリアル番号をリストから選択できます。
注: このアクションを使用できるのは、システムに存在するシリアル番号を発行する場合だけです。出庫データは、在庫移動オーダー入力で作成する必要があります。
- 変更内容を保存します。