支払の許可

元帳で許可機能が有効にされていると、取引によっては、支払の前に許可が必要になります。 [支払実行] は、支払に選択されたすべての取引で許可が必要かどうかをチェックします。

[ステージタイプ] が [決済] に定義されているすべての許可ステージが確認されます。許可ステージに定義されているフィルタ条件と一致する場合は、取引で許可が必要です。取引は 1 つの許可セットにまとめられ、許可機能に渡されます。取引で複数の許可ステージが必要な場合、これらの取引はステージ番号順に渡されます。

[支払実行 (PYR)] から許可する場合:

許可が必要な取引として識別されると、 [許可バッチコメント] ダイアログが表示されます。このダイアログを使用して、許可の必要な取引にマークを付けます。このダイアログで取引の許可セット参照を指定して、許可オペレータのコメントを入力できます。このダイアログは、すべての支払実行詳細を入力して [印刷] アクションを選択すると、 [支払実行] 処理の最後に表示されます。

[支払選択とレビュー (PYS)] から許可する場合:

コントロールデスク未決済書類入れから、決済セット (保存セット) の取引が決済処理に送信されると、 [支払実行] フォームが表示されます。決済セットが該当する許可未決書類入れに送られる前に、通常の [支払実行 (PYR)] と同様に、詳細を入力する必要があります。

取引が許可されるまで、支払実行は停止されます。決済条件詳細を保存するため、支払実行に選択されたすべての取引は保存セットに保存されます。 [支払選択とレビュー (PYS)] の場合、現在の決済セット (保存セット) に保存されます。取引がすべて支払に許可されると、この許可セットの支払実行が自動的に完了します。

支払実行が完了すると、すべての支払取引が転記されて支払ファイルが作成され、支払実行詳細レポートが作成されます。ただし、決済書類が必要な場合は、 [決済書類 (PYD)] を使用して通常の方法で手動で印刷する必要があります。

詳細については、「許可処理」を参照してください。