消込みマーカーの手動更新
[個別消込み (ACA)] では、取引に消込みマーカーを手動で設定して、特定の状況や処理要件を反映させることができます。たとえば、消込みマーカーを [保留] に設定して、取引が支払対象として選択されないようにすることができます。「個別消込みを使用して取引詳細を修正する」を参照してください。
次のマーカーを手動で設定できます。これらのマーカーを使用して、後でレポートまたは支払対象として取引を選択できます。
- [消込み済] - 照合済の取引を識別します。
- [調整済] - 銀行報告書で調整された銀行口座取引を識別します。
- [強制] と [保留] - [支払実行 (PYR)] と [入金実行 (PYC)] でただちに支払われる取引、または支払から保留される取引を識別します。
- [訂正] - 取引を内部修正項目として識別して財務レポートから除外します。ユーザーは、財務レポートに [修正] 取引を含めるかどうかを選択できます。これは、 [元帳設定 (LES)] の [訂正レポート] オプションによって決まります。
- [0] -[ 9] マーカー - 取引が到達した処理ステージを記録します。たとえば、為替手形を使用する場合などに設定します。数値マーカーは、債権、債務、両建勘定科目のすべての取引に適用できます。
状況によっては、消込みマーカーをリセットして、空欄にすることもできます。例:
- [保留] マーカーを削除して、取引を支払で選択できるようにする
- 取引の支払が無効にされた場合に、[支払済] マーカーまたは [支払非照合] マーカーを削除する。支払無効処理で空欄のマーカーを設定すると、システムが生成する支払を無効にすることができます。
残高調整が必要な消込みマーカーを設定または設定解除する場合は、各マーカーが残高調整取引グループに設定されていなければなりません。 [個別消込み] の [ ] オプションを使用して、各マーカーの残高調整詳細を個別に表示できます。「消込み合計の表示」を参照してください。
特定の理由で 1 種類の取引のマーカーを割り当てて消込みを行うには、 [個別消込み] を使用することをお勧めします。たとえば、訂正の識別、訂正取引の識別、支払と受領の照合には、個別消込みを使用します。これにより、消込み残高調整が容易になります。