実行/呼出アクションコマンドを使用する

呼出アクションと実行アクションコマンドを使用して、処理拡張機能と呼ばれる外部の COBOL プログラムやアプリケーションを実行します。

呼出コマンド

呼出コマンドを使用して、COBOL 処理拡張機能 (ユーザーフック) を実行します。このコマンドは、取引詳細を妥当性監査または更新したり、外部データにアクセスする必要がある場合に便利です。

たとえば、受注オーダー入力機能にアタッチされるビジネスルールでは、受注オーダーを満たす十分な在庫があることを確認すること、またこれを可能にするために別の妥当性検査 COBOL プログラムが開発されている必要があります。

コマンド 値 1 演算子 値 2 結果
呼出 妥当性検査     COBOL プログラム VALIDATE.GNT が実行されます。
注: COBOL プログラムは、SunSystems の標準の最上レベルディレクトリに保存される必要があります。

呼出コマンドが実行されると、ルールによって処理されている現在の取引は、LINKAGE SECTION の他の情報とともに COBOL プログラムに渡されます。取引詳細が COBOL プログラムによって更新される場合は、修正された取引詳細がビジネスルールに戻されます。

COBOL 処理拡張機能は、SunSystems のデータ構成と処理方法をよく理解している経験豊富な COBOL プログラマーが開発する必要があります。詳細については SunSystems テクニカルサポートにお問い合わせください。

注: SunSystems では、常に勘定科目データの整合性が保たれます。処理拡張機能からシステム機能に返されるデータはすべて妥当性監査されます。取引詳細が妥当性検査され、転記された後に COBOL プログラムに 呼出 コマンドが実行されると、取引詳細の制限されたデータ項目に対してプログラムが行った変更はすべて無視されます。

実行 コマンド

実行 コマンドによって、外部の Windows アプリケーションフォームまたはアプリケーションフォームがビジネスルール内で実行されます。たとえば、エラーメッセージが表示された後に 実行 コマンドを使用して Microsoft メモ帳を呼び出し、ユーザーがエラーメッセージを記録できるようにします。

値 2 フィールドにアプリケーションのランタイムパラメータを入力できます。たとえば、ビジネスルールによって Microsoft Excel が実行され、ワークシートの名前が渡され、パラメータとして更新されます。

注: 完全なパス名をビジネスユニットに含めないようにしてください。外部アプリケーションへのパスは環境変数の [パス] に追加します。