分析を定義する際に必要な手順
新しい分析条件を定義するには、次の手順が必要です。
- 分析要素 (AND) を使用して、新しい分析条件に関する分析要素を作成します。たとえば、在庫場所の要素を定義します。
この定義の一部として、分析要素を既存の分析テーブルにアタッチしてテーブルに定義されているコードを使用し、テーブルにリンクしてコードの変更をすべて自動的に反映できます。
ライセンス登録によっては、拡張分析の拡張フィールドを設定し、分析定義の分析コードに追加属性を保存して使用できます。
- 分析構成 (ANS) を使用して、分析要素を分析対象となるデータエンティティに割り当てます。たとえば、在庫場所を元帳勘定科目、資産、倉庫に割り当てます。分析要素を静的データエンティティ (例: 元帳勘定科目) に割り当てた場合は、新しいデータエンティティを作成する際に、その分析要素に対応する分析コードの入力が求められます。取引分析では、適切なタイプの取引を入力する際に、仕訳タイプや勘定科目のルールに応じて、必要な分析要素コードの入力が求められます。
- 分析要素コードを手動入力する必要がある場合は、分析コード (ANC) を使用して分析要素コードを定義します。たとえば、北部、南部、西部の各エリアに対応する場所コードを作成します。
- 元帳取引分析要素については、仕訳タイプ (JNT) を使用して、特定の取引タイプに関する分析要素の入力ルールを制御できます。取引分析要素によっては、選択されたタイプの元帳取引にしか適用できないため、この方法が必要になります。たとえば、製品コードは販売に関係した取引にのみ必要です。同様に、勘定科目表 (COA) を使用して、特定の勘定科目に関する分析要素の入力ルールを制御できます。一部の取引分析要素が、ある勘定科目に対しては不要でも、他の勘定科目に対しては必要な場合があります。
- レポートを作成する目的で、コードを異なる方法で分析するために分析階層が必要な場合は、分析階層ラベルと階層コードを作成して、分析コードを階層コードに割り当てる必要があります。
これらの手順をすべて実行すると、勘定科目や取引を入力する際に、SunSystems によって必要な分析コードの入力が求められます。
手順 2 で分析要素を静的データエンティティ (元帳勘定科目など) に割り当てた場合は、新しいデータエンティティを作成する際に、その分析要素に対応する分析コードの入力が求められます。取引分析では、適切なタイプの取引を入力する際に、仕訳タイプや勘定科目のルールに応じて、必要な分析要素コードの入力が求められます。