ユーザテーブルの共有

イントラネットでサイトをセットアップし、イントラネットにマスタサイトを割り当てたら、ユーザテーブルを共有できます。

詳細については、「マスタサイトと共有テーブルの設定」を参照してください。

注: 
  • このフォームでのテーブルの共有や共有解除は、変更するサイトに他のユーザがログインしていないときにのみ行ってください。

    イントラネットライセンス」を参照してください。

  • イントラネット共有ユーザテーブルを設定する前に、マスタサイトおよび全ての参加サイトでイントラネットライセンスを設定します。
  • ユーザセッションの管理はまだ各サイトで行います。
  1. マスタサイトにログインします。
  2. [イントラネット共有ユーザテーブル] フォームで、このサイトのイントラネットを選択します。

    このフォームを使用して変更を行うには、選択したイントラネットのマスタサイトにログインする必要があります。マスタサイトが他のサイトへのサイト管理カテゴリをレプリケートしている場合、イントラネットの他のサイトから、このフォームの共有テーブル情報を表示することはできますが、変更はできません。

    サイトのイントラネットにマスタサイトが宣言されている場合、マスタサイト名と共有できるユーザ保守テーブルの一覧が表示されます。一部のテーブルでは共有ができないため、全てのユーザ保守テーブルが一覧表示されるわけではありません。

    選択したイントラネットにマスタサイトが宣言されていない場合には、フォームの他の部分は空白のままで、操作は継続できません。

    2 リストのテーブルが表示されます。

    • トップグリッドでは、共有できるユーザテーブルが一覧されます。このリストは編集できません。共有ユーザテーブルの設定を選択すると、上側のグリッドに表示された全てのユーザテーブルが共有に選択されます。下記のように、中には [共有] オプションを消去できるテーブルがありますが、全てではありません。

      ユーザテーブルでは、イニシャル、従業員、またはマルチサイトグループ、ユーザグループ、ユーザ/グループ割り当て、ユーザ/グループ権限、およびユーザ/ライセンスモジュール割り当てなど、アプリケーション固有の情報を含むユーザ情報の保守ができます。

      これらのテーブルを複数サイトでデータベースごとにどう処理されるか、また 1 つのサイトでデータベース環境でどう処理されるかの詳細は、「マスタサイトと共有テーブルの設定」を参照してください。

    • ボトムグリッドには、基本ドメインが UserNames.UserId または GroupNames.GroupId であるカラムを含むテーブルが一覧されます。ボトムグリッドは、共有ユーザテーブルの設定時に使用されて、非マスタサイトの Usernames テーブルまたは Groupnames テーブルで以前定義されたレコードが、異なる UserId または GroupId の値でマスタサイトに移動される場合に更新が必要となる可能性のあるテーブルとカラムを識別します。

      共有ユーザテーブルの設定を選択すると、関連付けられた各テーブルの参照された ID の更新チェックボックスがオンになります。標準アプリケーションテーブルの場合、このグリッドは表示のみとなります。このグリッドの最後に、ユーザまたはグループ参照を含むカスタムテーブルを追加できます。ユーザテーブルを共有または共有解除する場合、関連付けられたテーブルの参照が適宜更新されます。

  3. カスタムテーブルに、基本ドメイン UserNames.UserId または GroupNames.GroupId からの値を持つカラムがある場合は、[共有不能テーブル] グリッドにカスタムテーブルとその関連の ID カラムを追加してください。カスタムテーブルには、ID カラムではなく、Username カラムまたは Groupname カラムを参照させることを推奨します。これは、イントラネットサイト全体に渡る Usernames と Groupnames のリストが、共有テーブルに保存されていようと、サイトごとに保存されていようと、常に同一であり、したがって、このベースドメインを参照するデータに変更を加える必要はないからです。
  4. [共有ユーザテーブルの設定]を選択すると、トップグリッド内の全てのテーブルに対する[共有]および、ボトムグリッド内の全てのテーブルに対する[参照された ID の更新]は自動的に選択されます。
  5. トップグリッド内では、サイト間で共有したくないテーブルの[共有]チェックボックスはクリアしてください。
    注:  次の動作状態に注意してください。Usernames, GroupNames, UserEmail, UserModules, UserPasswordHistory, UserCalendar, and UserTask テーブルについて:
    • [イントラネット共有ユーザテーブル] フォームでこれらのテーブルを共有しない場合は、以下のようになります。
      • データベースごとに 1 つのサイトがある場合、これらのテーブルは複数のサイトで共有されることはありません。
      • データベースごとに複数サイトがある場合は、これらのテーブルは共有されます。
    • イントラネット共有ユーザテーブルフォームでこれらのテーブルを共有する場合は、以下のようになります。
      • データベースごとに 1 つのサイトがある場合、これらのテーブルは複数のサイトで共有されます。
      • データベースごとに複数サイトがある場合は、これらのテーブルは共有されます。

    AccountAuthorizations_mst、user_local_mst、および UserGroupMap_mst テーブル:

    • [イントラネット共有ユーザテーブル] フォームでこれらのテーブルを共有しない場合は、以下のようになります。
      • データベースごとに 1 つのサイトがある場合は、これらのテーブルは複数サイトにわたって共有されません。
      • データベースごとに複数サイトがある場合は、これらのテーブルは共有されません。
    • [イントラネット共有ユーザテーブル] フォームでこれらのテーブルが共有する場合、複数サイトにわたってこれらそれぞれのテーブルを共有することもできますが、各サイトが独自のデータベース内であるか、または全サイトが同じデータベース内であるかは関係ありません。
  6. 情報を他のサイトにあるテーブルからマスタサイトのテーブルにコピーし、テーブルを他のサイトから削除し(代わりにマスタサイトテーブルにビューを作成し)、他のサイトのレプリケーショントリガを再生成するには、[処理]をクリックします。(テーブルの削除およびビューの設定は、マスタサイトと同じアプリケーションデータベース内であって、非マスタサイト内では起こりません。)

    このイントラネットに多数のサイトがあるか、多数のユーザとグループが存在する場合は、処理にかなりの時間がかかることがあります。[処理ステップ] 領域に、システムの進捗状況が表示されます。

    処理時には、イントラネットのマスタサイトと使用サイトの間のリンク設定が検証されます。処理で問題が見つかり、エラーメッセージが表示され、何も処理されない場合は、リンクを修正してから、[処理] を再度クリックしてください。

    [処理済] フィールドは、どのテーブルが処理されたかを示します。共有すると、テーブルはマスタサイトのデータベースにのみ駐在します。フォームで行が [処理済] とマーク付けされると、以降は「処理」を実行してもその行は再度処理されません。

    [状況] フィールドは、ユーザテーブルが共有されているか、されていないかを示します。

    テーブルおよびサイトが全て処理されると、レプリケーショントリガがマスタサイトで再生成されます。

  7. 処理の完了後、有効なライセンス文書をマスタサイトで再適用する必要があります。
注:  既にユーザテーブルを共有しており、現在のマスタサイトのイントラネットに新規サイトを追加する場合は、ユーザテーブルを共有するように新規サイトを設定することもできます。それには、以下を実行します。
  • [イントラネット共有ユーザテーブル] フォームで、[サイト別ユーザテーブルの設定] を選択し、[設定オプションの変更] をクリックして、フィールドラベルを [共有ユーザテーブルの設定] に変更します。
  • [処理] をクリックします。各サイトの処理に従って、共有テーブルの状況がチェックされます。サイトに既に共有が設定されている場合は、そのサイトについては何も処理が行われず、処理は次のサイトに進みます。まだ設定されていないサイトに遭遇すると、そのサイトを処理します。