顧客の作成

顧客にはそれぞれに顧客レコードを入力する必要があります。このレコードには顧客の詳細情報が保存されており、システム全体で使用されます。 [顧客] フォームから全ての関連情報にアクセスして、基本顧客データを保存し、顧客が会社から購入した商品および顧客が支払義務を負う商品を追跡します。

新規顧客レコードを入力するには、以下の手順に従います。

  1. [顧客] フォームを開くか、マスタサイトで作業している場合は [マルチサイト顧客] フォームを開きます。
  2. フィルタモードをオフにします。
  3. [実行 > 新規]を選択します。
  4. [顧客]フィールドで、以下のいずれかを実行します。
    • 独自の顧客 ID を定義するには、使用する英数字の文字列を入力します。
    • システムで顧客 ID を生成できるようにするには、 [売掛パラメタ] フォームで定義した [顧客接頭辞] を使用し、このフィールドは空白のままにしておきます。
    注:  ユーザ設定の フォームの右上に表示されるチェックマークは、この顧客が与信保留になっていないことを示します。顧客を与信保留にした場合、 フォームに問題指標 が表示されます。
  5. 顧客の請求先住所情報は、住所フィールドに入力します。
  6. 顧客の請求情報(顧客の言語、通貨コード、銀行情報の選択など)をさらに定義するには、フォームのフィールドに該当するデータを入力します。

    詳細については、フィールドの説明を参照してください。

  7. [実行 > 保存]の順に選択し、初期レコードを保存します。
  8. [出荷先]タブを選択します。この顧客について最大 9999 の異なる住所を入力して、出荷用の 2 次アドレスを定義することができます。
  9. タブの下部にある[出荷先]ボタンをクリックして [顧客出荷先] (または [マルチサイト顧客出荷先] )フォームを開きます。
  10. [実行 > 新規]を選択します。
  11. [出荷先]フィールドでは、番号を入力するか、フィールドを未入力のままにして使用可能な次の連番をそのまま使用します。この番号は、直送先の場所を指定するときに [受注オーダ明細] フォームで使用します。
  12. [住所]タブで、この出荷先場所の出荷先住所情報を入力します。
  13. [コード] タブで、フィールドに適切な情報を指定します。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  14. [実行 > 保存]の順に選択して出荷先場所を保存します。
  15. 必要に応じて、追加の出荷先場所を追加します。終了したら、 [顧客] フォームに戻ります。
  16. [貸方]タブを選択します。このタブで、この顧客に与信されている貸方金額を定義できます。新規受注オーダを追加するとき、オーダ合計がこの顧客の与信限度を超過した場合、システムによって警告メッセージが表示されます(上書き可能)。また、この顧客を与信保留にすることもできます。与信保留にすると、この顧客に対する出荷トランザクションは全て受け付けられなくなります。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  17. [担当]タブを選択します。この顧客とのオーダおよび請求折衝に関する名前および担当者情報を指定します。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  18. [コード]タブを選択します。この顧客のデフォルトコードを定義します。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  19. [支払履歴]タブを選択します。この顧客に関する販売および支払履歴の初期金額を入力します。この入力は、顧客の最初の設定時にのみ必要です。これらの値は、通常の日常的なトランザクションを介してシステムにより保守されます。

    たとえば、請求書、借方、または貸方が転記されると、トランザクションの通貨金額が[期間売上]フィールドに転記されます。[期間売上]は、請求書と借方によって増加し、貸方によって減少します。 [売掛残高履歴ユーティリティ] を実行して、[平均未払残高]、[最大未払残高]、および [最新残高] の値を更新します。

    詳細については、フィールドの説明を参照してください。

  20. [法人顧客]タブを選択します。このタブでは、個別の顧客レコードの間の 2 層の関係を定義することができます。[法人顧客]フィールドで、この現在の顧客の顧客番号を選択した場合、この顧客を「法人顧客」として指定することになります。このフィールドで別の顧客番号を選択した場合、この現在の顧客を「関連顧客」(すなわち、[法人顧客]フィールドで指定した顧客の関連顧客)として指定することになります。

    「法人顧客」として入力した法人顧客のみが、[請求先]タブに表示されます。これにより、複数の関連顧客の請求書について一本化した支払を適用することができます。[法人与信] フィールドを選択することで、与信限度の処理に対して法人顧客の与信値を使用することができます。あるいは、このフィールドをオフにすると、関連顧客の与信値が使用されます。

    詳細については、フィールドの説明を参照してください。

  21. この顧客に EU コードを設定する必要がある場合、[EU VAT]タブを選択して、コードを指定します。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  22. 請求の改訂/支払日を使用するには、[改訂/支払]タブを選択します。改定日は、請求書が顧客の送付された日です。支払日は、請求期日が計算され、小切手が回収できる日です。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  23. 顧客の販売チーム/担当情報を定義するには、[CRM]タブを選択します。詳細については、フィールドの説明を参照してください。
  24. 顧客に複数の通貨を設定する必要がある場合、[顧客通貨コード] タブムまたは [顧客通貨コード] フォームを使用します。
  25. この顧客レコードの定義を終了する場合、[実行 > 保存] の順に選択して、変更を保存します。
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