標準アプリケーションの更新
ファイルのインポートとエクスポート用にファイルサーバと論理フォルダを使用
以前には、外部給与や EDI などの機能では、フォルダへの UNC パス名を指定するパラメタを、ユーザが共有ローカルサーバで設定する必要がありました。これらのフォルダは、それらの機能によりインポート、エクスポート、または作成された XML または他の「フラットファイル」の保存に使用されていました。これによって、クラウドでこれらの機能を使用できず、ローカルサーバに保存されたファイルをユーザが直接追加、削除したり、ファイルにアクセスしたりできませんでした。
現在では、それらの機能に使用するファイルサーバと論理フォルダを定義できます。例えば、EDI インバウンドデータファイルを保管するための EDIDemandInboundData という論理フォルダを定義し、インポート済み EFT ファイルを保存するための EFTImports という論理フォルダを定義することができます。これらは同じファイルサーバ上または異なるファイルサーバ上のどちらに配置しても構いません。
ファイルサーバと論理フォルダは、クラウドかオンプレミスのアプリケーションのいずれかで使用できます。
- オンプレミスアプリケーションについては、
[ファイルサーバ]
フォームでファイルサーバを定義できます。ファイルサーバは、FTP サーバか共有ローカルサーバへの UNC パスのいずれかとなります。(このフォームでログイン証明書を確認することもできます。)その後、
[ファイルサーバ論理フォルダ]
フォームで各ファイルサーバのフォルダを定義します。
実際の物理フォルダがサーバ上に存在しない場合、それらを個別に作成する必要があります。
- クラウドアプリケーションについては、ファイルサーバが Infor のクラウドチームによって既に定義されることがあります。または、 [ファイルサーバ] フォームを使用して AWS S3 バケットか FTP サーバをファイルサーバとして追加できます。その後、 [ファイルサーバ論理フォルダ] フォームを使用して、これらのサーバ上の論理フォルダを定義します。
これらのファイルサーバの論理フォルダは、 [グループのオブジェクト承認] フォームで承認グループに関連付ける必要があります。これらのグループ内のユーザのみが、論理フォルダにアクセスしてファイルを追加または削除できます。
ファイルサーバとその論理フォルダは特定のサイトに固有ですが、論理フォルダを 1 つのファイルサーバから他のファイルサーバへと移動できます。
これらのフォームでは、[論理フォルダ] フィールドを使用して、以下の各インポート、エクスポート、またはアーカイブの機能で使用する論理フォルダを指定します。
- [1095 フォーム印刷レポート]
- [銀行ファイル形式]
- [部品表バルクインポートパラメタ]
- [部品表インポートビルダ]
- [CARaS 商品コード抽出]
- [CARaS 顧客住所抽出]
- [CARaS 部品抽出]
- [CARaS 出荷経路抽出]
- [需要 EDI パラメタ - インタフェースの設定]
- [EDI トランザクションロードルーチン]
- [EDI トランザクションアンロードルーチン]
- [電子ファイル転送インポート]
- [電子ファイル転送マッピング]
- [外部給与インタフェース入力]
- [外部給与インタフェースパラメタ]
- [在庫パラメタ]
- [磁気媒体直接振込]
- [メキシコ SAT パラメタ]
- [受注オーダ登録パラメタ]
- [供給 EDI パラメタ-インタフェース設定]
- [税パラメタ]
- [W-2 電子ファイリング]
[論理フォルダ] フィールドには、アクセスが承認されたフォルダのみが一覧表示されます。
[ [ファイル保守] フォームを開きます。ここでは、特定の論理フォルダ内に現在あるファイルを表示したり、論理フォルダからファイルをアップロード、ダウンロード、または削除したりできます。ここでは適切なアクセス権限が必要です。
] ボタンは、これらのフォーム上の各論理フォルダフィールドの隣にあります。ボタンをクリックして、新しい以前のバージョンからアップグレードした場合、スクリプトが既存のファイルフォルダの構造を、様々なパラメタフォームから新しいファイルサーバと論理フォルダの構造へと、マッピングしようとします。アップグレードについての詳細は、インストールガイドを参照してください。
[現在のコレクションで行を増やす] ボタンを使用するフォームの増加
以前は、このボタンは IDO がコレクションのロードを処理するフォームでのみ有効でしたが、スロアドプロシージャがコレクションのロードを処理するフォームでも有効になるようになりました。
名前が変更されたライセンス
名前の一部に「SyteLine」を含むライセンスの名前が変更され、「SyteLine」部分が削除されました。
Microsoft Office
ダウンロードされたローカルコピーと 2016 を所有している場合、Microsoft Office 365 をサポートするようになりました。
従業員、候補者、および担当者の名前の文字数制限の緩和
従業員、候補者、および担当者の [姓] フィールドが 30 文字に変更されました。フルネームは最大 50 文字までになりました。
推奨パッチ分析
[推奨パッチ分析] フォームが簡素化されました。タブが削除され、代わりに読み取り専用のグリッドが追加されました。機械名とユーティリティサーバ名の情報は、このユーティリティフォームが機能するために必要ではなくなったので、削除されました。
レポート
クリスタルレポートは今後一切サポートされません。いくつかのレポートを変更し、Microsoft SSRS を必要としないようにしました。マルチテナントクラウド内でも、データビューとフォームレポートを拡張し、自分で作成できます。最終的に、SSRS はレポートの生成には使用されなくなり、将来計画としては、Mongoose フォームとデータビューのみを使用する予定です。
一般的なフォームの再設計
- 品目
- 最新作業
- 最新資材
- ジョブオーダ
- ジョブ作業
- ジョブ資材
- プロジェクト
- プロジェクトタスク
- プロジェクト資源
- 顧客
- 受注オーダ
- 受注オーダ明細
- 見積
- 見積明細
- 見積ジョブオーダ
- 購入先
- 購買オーダ
- 購買オーダ明細
- サービスオーダ
- サービスオーダ明細
- 従業員
ワークベンチ
以前は、ワークベンチはライセンスが別個のオプションのモジュールでした。基本製品の一部となり、別個のライセンスは不要となりました。