条件に基づいた書式設定

式を使用して、レポートアイテムのスタイルプロパティの一部を変更できます。SunSystems が提供する条件式ダイアログを使用しない場合は、通常 IF 論理関数を使用して式を指定します。この関数の構文は次のとおりです。

IIF(logical_test,value_if_TRUE,value_if_FALSE)

次の場合:

  • logical_test は [True] または [False] と判断することができる値または式です。
  • value_if_TRUElogical_test が [True] の場合に返される値です。
  • value_if_FALSElogical_test が [False] の場合に返される値です。

たとえば、テキストボックスの色プロパティの式を作成し、データ内容に応じてデータを異なる色で表示することができます。

例 1

テキストボックスの色プロパティで使用する下記の式では、[Cost] フィールドの値が [Revenue] フィールドより大きいと、値が赤で表示されます。それ以外の場合は値が黒で表示されます。

=IIF(Fields!Cost.Value>Fields!Revenue.Value, "Red", "Black")

[]

例 2

[詳細] セクションの [背景色] プロパティで使用する以下の式では、行が灰色と白の縞で表示されます。

=IIF(RowNumber(Nothing) MOD 2, "Grey", "White")

[]

条件に基づいて書式設定できるプロパティとして、他にフォントファミリー、サイズ、スタイル、文字装飾などがあります。