取引値タイプの行詳細を設定する

元帳インターフェイスの行詳細の全般情報を指定したら、その他の必要な情報は、元帳インターフェイスの値タイプによって決まります。必要になる情報は値タイプによって異なり、その使用方法も異なります。ここでは、取引値タイプの元帳インターフェイスについて説明します。

  1. [取引値] タブをクリックしてから、前面の [値ラベル]、[分析抑制]、[転送データコード] の各タブをクリックします。[在庫原価] タブや [ビジネス行インポート] タブを誤ってクリックすると、正しい情報が表示されません。再び [取引値] タブをクリックして、正しい情報を表示します。
  2. 次の情報を指定します。
    値ラベル
    生成される仕訳行の 4 つの値 (基本値、取引値、レポート値、メモ値) を転送することができます。財務モジュールの第 4 通貨と第 5 通貨は、財務モジュールと受発注処理モジュールの間の元帳インターフェイスではサポートされません。
    値ラベルは、取引値を財務モジュールに転送するために必要です。それぞれの値ラベルによって、処理対象となる受発注処理取引の値が識別され、この値が適切な財務元帳の取引値に転送されます。
    基本、取引、第 2/レポート、メモなどの、ビジネスユニット内で使用している取引値を識別する値ラベルを選択します。
    正しい受発注処理取引値を正しい元帳取引値に割り当てるように注意してください。たとえば、仕入取引の基本通貨値を、元帳取引の基本通貨値フィールドに割り当てます。
    通常、受発注処理の通貨値を財務の同じ通貨値タイプに転記し、通貨以外の値をメモ値に転記します。メモ勘定科目に転記するような例外的な場合には、これを上書き変更できます。
    値ラベルは、値ラベル (VLB) で定義します。
    値ラベルの値タイプ
    値タイプによって、転送される 4 つのそれぞれの取引または原価の書式が決まります。値タイプは、財務モジュールの既定の書式に合うように値を変換するために必要になります。転送される各値に適切な値タイプを割り当てるように注意してください。

    オプションは次のとおりです。

    • [単位なし] - 測定単位をともなわない値。たとえばパーセンテージです。
    • [単位付き] - 測定単位をともなう値。たとえば数量です。
    • [基本通貨に一致] - 基本通貨の値
    • [取引通貨に一致] - 取引通貨の値
    • [レポート通貨または第 2 基本通貨に一致] - レポート通貨または第 2 基本通貨の値
    分析コードプリセット
    仕訳上の 10 個の分析要素コードごとに、その分析コードの抽出元を指定できます。
    抑制または置換
    仕訳に分析コードを入力しない場合は [抑制] を選択します。値を分析コードとして入力する場合は [置換] を入力します。
    [抑制] または [置換] を指定しない場合は、元帳への分析マッピング (ANM) で設定されている分析コードの抽出元が確認されます。
  3. [転送データコード] オプションを使用して、受発注処理の元取引から選択したフィールド値を、財務取引の [取引日] フィールドや [取引参照] フィールドに転送することができます。転送詳細をいずれかのフィールドに転送するように選択し、いずれかのフィールドで仕訳残高を調整するように選択した場合は、転送オプションが仕訳残高調整を妨げないようにする必要があります。たとえば、元帳インターフェイスヘッダーの [残高調整転記基準] オプションが [取引参照] に設定されている場合に、[転送データコード] オプションによって複数の異なる取引参照の値が 1 つの仕訳行に転送されると、仕訳残高は調整されません。
    取引日
    生成される仕訳の [取引日] フィールドに転送される、受発注処理取引の日付
    仕訳入力者
    生成される仕訳の [仕訳入力者] フィールドに転送される、受発注処理取引のフィールド
    取引参照
    生成される仕訳の [取引参照] フィールドに転送される、受発注処理取引の参照番号フィールド
    説明
    生成される仕訳の [説明] フィールドに転送される、受発注処理取引のフィールド
  4. 変更内容を保存します。