減価償却テーブルの設定
資産レコード (FAS) で資産の減価償却方法を [テーブル減価償却] に設定すると、減価償却テーブルに基づいて資産の減価償却が計算されます。テーブルで、資産耐用年数の各年度に適用するパーセンテージを指定します。これによって減価償却を柔軟に定義することができます。
減価償却テーブルは、資産寿命の途中で資産の償却方法やレートを変更しなければならない場合に、特に便利です。減価償却テーブルは、これまでに生成されている減価償却の入力データに基づいて定義することができます。また、今後の会計年度に適用する新しい減価償却率を定義できます。
減価償却テーブルは、減価償却テーブルレポートで印刷できます。
テーブルを使用して減価償却を計算する
減価償却テーブルを使用すると、減価償却を計算している年を指定し、減価償却の開始年を差し引いてから 1 年追加することで、適切なパーセンテージが選択されます。資産の取得価額に適切なパーセンテージが掛け算され、会計年度の減価償却総額が算出されます。これまで実際に減価償却された金額と、正しい減価償却額に差額がある場合は、減価償却計算 (FDC) にレポートされます。
注: テーブル減価償却を使用すると、レポートする際に制限があります。各会計年度で必ず 1 度は減価償却を転記する必要があります。
注: [テーブル減価償却] が選択されている資産では、減価償却計算によって、現在の会計期年度に該当する金額だけが転記されます。前年度に何らかの理由で 1 年分の減価償却金額の全額が転記されていない場合でも、未転記金額が今年の減価償却金額に加算されることはありません。この場合は、未転記金額のままにするか
(資産の耐用年数に到達した後も残額が生じます)、差額を手動で転記することができます。