FSD の record 要素

record 要素によってレコードの構成を定義します。レコードは、フィールドのシーケンスとレコードセパレータ (オプション) で構成されます。

<record
		name
		output='yes|no'
		record-sep
		max-occur
		min-occur
				<field/>
</record>

属性

  • name

    選択項目の名前を定義します。出力属性が [yes] に設定されている場合、この名前が出力ファイルの XML タグ名として使用され、入力処理中に XML タグで選択項目を照合する際にも使用されます。

  • output

    レコードを出力ファイルに含むかどうかを定義します。有効な値は [yes] または [no] です。[yes] に設定すると、出力ファイルでタグが生成されます。[no] に設定すると、シーケンスはデータ構成を記述するためだけに使用され、出力ファイルには表示されません。

    デフォルトは [yes] です。

  • record-sep

    レコードのオプションのレコードセパレータを定義します。任意の文字列を使用できます。次のような特殊な値も使用できます。

    • [\r] キャリッジリターン文字
    • [\n] ラインフィード文字
    • [\t] タブ文字
  • max-occur

    レコードの最大オカレンスを定義します。値にゼロを設定すると、出現回数の制限がありません。この属性のデフォルトは [1] です。

  • min-occur

    レコードの最小オカレンスを定義します。この属性のデフォルトは [0] です。

注意事項

レコードはフィールドで構成されます。フィールドは、正しい順序で記述する必要があります。sequence や choice と異なり、record にはフィールドを含めることができます。

注: フラットスキーマのフィールドに使用される名前は、有効な XML 要素名でなければなりません。XML では半角カタカナが明示的に除外されるため、フィールド名には半角カタカナを使用できません。代わりに全角カタカナを使用してください。