FSD の choice タグ

choice タグでは、レコードの sequence、choice、sequence を定義します。sequence と異なり、choice タグではパターン照合を使用して、選択内容に含まれるレコードの中で最も一致するレコードが選択されます。

<choice>
		name
		output='yes|no'
		max-occur
		min-occur
				<record/>
				<choice/>
				<sequence/>
</choice>

属性

  • name

    選択項目の名前を定義します。出力属性が [yes] に設定されている場合、この名前が出力ファイルの XML タグ名として使用され、入力処理中に XML タグで選択項目を照合する際にも使用されます。

  • output

    シーケンスを出力ファイルで表示するかどうかを定義します。属性の値は [yes] または [no] です。[yes] に設定すると、出力ファイルでタグが生成されます。[no] に設定すると、シーケンスはデータ構成を記述するためだけに使用され、出力ファイルには表示されません。

    デフォルトは [yes] です。

  • max-occur

    選択の最大オカレンスを定義します。値にゼロを設定すると、出現回数の制限がありません。

    この属性のデフォルトは 1 です。

  • min-occur

    選択の最小オカレンスを定義します。

    この属性のデフォルトはゼロです。

注意事項

choice 要素によって最も一致するレコードが検索され、データが処理されます。照合は、フィールドの有効値、レコードセパレータ、最小出現回数および最大出現回数などの属性に基づいて行われます。

パターン照合を使用するとパフォーマンスのオーバーヘッドが発生するため、使用する際には十分注意してください。