源泉徴収税の計算と記録

[源泉徴収税] 機能は、1 つまたは複数の勘定科目の選択取引で源泉徴収税を計算し、税金額を記録するための仕訳取引を生成します。課税期間中に支払われた合計金額の源泉徴収税が計算されると、その会計期の累積支払合計も保存されます。

これは、さまざまな源泉徴収税の要件に対応するためのもので、柔軟性に富んでいます。

[源泉徴収税] を使用するには、次のタスクを実行します。

  1. タイムフレームの作成: 特定の期間にわたる多数の取引の累積合計で源泉徴収税を計算する場合は、まず日付範囲をタイムフレームで設定する必要があります。「累積課税タイムフレームの追加と管理」を参照してください。
  2. 源泉徴収税タイプの設定: 必要に応じて異なるタイプの源泉徴収税を定義します。「源泉徴収税タイプの追加と管理」を参照してください。
  3. 源泉徴収税税金計算ルールの定義: 税金計算ルールを識別する必要があります。「源泉徴収税計算ルールの追加と管理」を参照してください。
  4. 税金計算の対象となる勘定科目を定義: 税金計算される名目元帳勘定科目を適切な勘定科目税金クラスに割り当てます。
  5. 源泉徴収税控除の定義: 場合に応じて、仕入先や顧客の源泉徴収税が一部または全額が免除されることがあります。
  6. 仕訳タイプで [源泉徴収税] を許可: [アルゼンチンの源泉徴収税] を使用している場合は、 [仕訳タイプ (JNT)] で [源泉徴収税に含める] を選択する必要があります。「仕訳タイプの設定」を参照してください。
  7. 源泉徴収税取引の元勘定科目で数値の消込みマーカーを更新したい場合は、 [元帳設定 (LES)] で [源泉徴収税消込みマーカー] を設定できます。「元帳設定の管理」を参照してください。
  8. 税金の計算: 計算処理では、源泉徴収税ルールを使用して勘定科目取引に適用される税金タイプが決められます。各取引総額に対して、正味金額と相殺転記が考慮されます。
  9. 源泉徴収税の仕訳取引を生成: 計算された税額を確認したら、源泉徴収税を元帳に転記するために必要な仕訳取引を生成できます。
  10. 源泉徴収税取引仕訳取引が実績元帳へ自動的に転記されます。税額は源泉徴収税タイプで指定されている税金勘定科目に転記されます。また、相殺金額は、取引の勘定科目か、源泉徴収税タイプで定義されている代わりの元勘定科目に転記されます。