資産数量の一部を除却する
資産一部除却 (FAF) を使用すると、除却対象の数量を指定して関連する除却転記を生成することにより、資産の一部を除却する処理を自動化できます。これは、選択した資産の現在の資産数量のすべてまたは一部となります。これは、選択した資産の現在の資産数量のすべてまたは一部となります。除却取引は、レポートに一覧表示されます。詳細については、「資産一部除却」を参照してください。
また、ビジネスルールを使用することにより、資産一部除却機能で生成される取引に分析コードを設定し、妥当性を検証できます。これを行うには、[資産除却] の [機能コード] をチェックする [イベントプロファイル] を作成し、[00015 挿入] または [00016 システム生成取引の分析を検証] の [呼出ポイント] を定義します。
資産一部除却 (FAF)
- 資産コード
- 一部除却する資産を選択します。
- 資産数量
- 表示専用フィールド。選択された資産の現在の資産数量です。固定資産レコードに保存されています。
- 分析要素
- 資産分析要素に従って、一部除却する資産を選択できます。すべての要素を選択するには、このフィールドを空欄にします。
- 分析コード 始め/終り
- このフィールドを入力すると、上で指定した資産分析要素内で選択する分析コードを制限できます。すべてのコードを選択するには、これらのフィールドを空欄にします。
- 除却数量
- 選択した資産のうち、除却する数量を指定します。数量はゼロより大きく、選択した資産レコードに保存されている現在の資産数量よりも小さい数字である必要があります。入力する数量が資産数量の合計と等しい場合は、「資産除却」で説明されているように、完全な資産除却が実行されます。
- 一部除却会計期 始め/終り
- 資産を一部除却する会計期または会計期範囲。取引の会計期がここで指定する会計期範囲内であれば、資産レコードに指定されている [一部除却会計期] に取引が転記されます。資産レコードで [一部除却会計期] が指定されていない場合、除却によって生成される取引は、ここで選択された範囲の最後の会計期に転記されます。資産レコードの [一部除却会計期] も、この会計期に更新されます。
- 除却損益勘定科目
- 除却取引の転記先となる損益勘定科目
- 取引転記
- 一部除却取引をレポート出力して転記を行わない場合は、[いいえ] を選択します。取引を転記するには、[はい] を選択します。オプションで仮転記を使用できる場合は、取引を仮取引として転記できます。
- 詳細の削除
- このフィールドは、除却取引の転記を選択し、入力した [除却数量] が除却対象資産の合計数量と等しい場合、つまり完全な資産除却の場合にのみ表示されます。使用できるオプションは次のとおりです。
- [いいえ] - 資産詳細を削除しない場合は、このオプションを選択します。
- [取引の削除] - 固定資産台帳から除却済資産の取引詳細を削除するには、このオプションを選択します。詳細情報は、勘定科目照会やレポートの目的で、引き続き財務モジュールでアクセスできます。
- [取引と資産の削除] - 固定資産台帳から取引と資産詳細を削除するには、このオプションを選択します。
- 除却仮勘定
- 除却処理によって生成された取引にメモタイプの勘定科目がある場合に使用する勘定科目。除却仕訳の貸借が一致していることを確認するために、すべてのメモ勘定科目がこの除却仮勘定で置き換えられます。