転記詳細
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次の情報を指定します。
- 転記タイプ
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生成取引を転記するかどうか、エラーがある場合も転記するかどうかを指定します。次の 3 つのオプションを使用できます。
- [妥当性検査のみ] - このオプションを選択すると、取引の妥当性検査だけが行われ、転記されません。
- [転記] - このオプションを選択すると、取引の妥当性検査が行われて必要に応じて仕訳の残高調整取引が生成され、仕訳が転記されます。
- [エラーがない場合は転記] - このオプションを選択すると、取引が妥当性検査され、エラーがなければ取引が転記されます。この設定は、下記に説明する [残高調整取引転記許可] の設定で上書き変更できます。
- 転記レポート書式
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妥当性検査の詳細、逆仕訳またはコピーの転記内容をレポートするためのレポート書式
- 保留仕訳として転記
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このオプションを設定すると、生成仕訳が妥当性検査され、保留仕訳として仕訳保留ファイルに保存されます。保留された仕訳はリリースしてから転記する必要があるため、このオプションは追加の転記制御になります。このオプションをオフにすると、仕訳は妥当性検査されて、仮転記または正式転記として転記されます。「仕訳を保留して後で転記する」を参照してください。
- 仮転記
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[元帳設定 (LES)] の [仮転記] オプションが [オプション] で、この [仮転記] オプションを設定すると、生成取引が妥当性検査されて、仮取引として転記されます。このオプションを設定しないと、生成取引が妥当性検査されるか、正式取引として転記されるか、またはその両方が実行されます。
- 残高調整取引転記許可
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このオプションを選択すると、 [ビジネスユニット設定] で定義されている 通貨残高調整 が必要な基本金額またはその他の通貨金額に差額がある場合に、システムは残高調整取引を生成して転記します。このオプションは、上記の [転記オプション] が [エラーがない場合は転記] に設定されている場合にのみ有効です。
金額が一致していない場合でもインポートされた仕訳の転記を許可する一方で、その他のエラーがある場合は仕訳転記を禁止したい場合は、このオプションと [エラーがない場合は転記] オプションを併用します。
このオプションを設定すると、生成される残高調整は、差額の原因に応じて次のどちらかの方法で処理されます。
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差額が通貨換算端数処理によって発生している場合、残高調整取引は、調整される通貨値に応じて [ビジネスユニット設定] の [値 1]、[値 2]、[値 3]、[値 4] タブで指定している [残高調整勘定科目] に転記されます。ただし、端数処理の差額が、 [ビジネスユニット設定] で通貨値に指定しているしきい値の範囲内であることが条件です。
差額が通貨換算の端数処理によるものだと判断されるには、仕訳が少なくとも 1 つの通貨値で一致している必要があります。
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その他の原因で発生する差額は、調整する通貨値に応じて [エラー仮勘定科目] タブで指定する [基本仮勘定科目]、[取引仮勘定科目]、[レポート仮勘定科目] に転記されます。
このオプションが空欄のままだと、差額はエラーとして処理され、仕訳を転記できません。
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- エラーのみレポート
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代替項目を含む取引または拒否された取引だけをレポートするには、このオプションを選択します。すべての取引についてレポートするには、空欄にします。
- 予算超過許可
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このオプションは予算制御を上書きし、取引が使用可能予算を超過した場合にも、取引の転記を許可します。「使用可能な予算に対する取引の照合方法」を参照してください。
- 停止勘定科目に転記
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このオプションを設定すると、状況が [停止] の元帳勘定科目に取引を転記できます。このオプションを設定しないと、停止勘定科目への取引の転記はエラーとして処理されます。
- 変更内容を保存します。