データ項目の再定義

再定義データ項目設定 (RDI) を使用して、既存の標準データ項目のサブセットとして新しいデータ項目を作成できます。新しいデータ項目は、ルールセット (RST)、イベントプロファイル (EVP)、ルールデータセットキー (RDK) で参照できます。

この機能は、コードの各部分 (要素) が個別の意味合いを持ち、これらの各部分をルールセットで別々に参照する必要がある階層型コードを使用する場合に特に便利です。データ項目を定義し直すことによって、コードの各要素に対する新しい再定義データ項目を作成できます。

たとえば、元帳分析 3 には 3 文字の製品コードが含まれます。最初の 1 文字は製品グループを識別し、2 つ目と 3 つ目の文字は個別の製品を識別します。[再定義データ項目設定] を使用して元帳分析 3 データ項目を再定義し、「製品グループ」という新しいデータ項目を作成できます。この製品グループには、元帳分析 3 の最初の文字のみが含まれます。その後、必要に応じて製品グループデータ項目をルールセットで参照できます。

注: データ項目を再定義した後でも、再定義する前のデータ項目を参照できます。

新しく定義したデータ項目は、[データディクショナリ検索] リストの機能データ階層の下に表示されます。リストは、説明でアルファベット順に並べ替えることができます。

注: データ項目を再定義するとき、必要に応じて、再定義された他のデータ項目を参照することができます。

日付、会計期、および金額の書式

再定義された日付と会計期は英数字データ項目として扱われます。再定義データ項目で使用される日付の書式は、ビジネスユニット設定 の [日付書式] と [日付区切り記号] で指定します。日付区切り文字はデータ項目に含められます。たとえば、書式が欧州式 (dd/mm/yyyy) に設定され、日付区切り記号が / (フォワードスラッシュ) の場合、開始位置を 7 、データ長を 4 に指定することで、再定義項目で yyyy 年を取得できます。

会計期書式は ppp/yyyy です。/ (フォワードスラッシュ) もデータ項目に含められます。たとえば、開始位置を 5、データ長を 4 に指定することで、再定義データ項目でその会計期の年を取得できます。

再定義データ項目で財務金額が参照される場合、金額書式によって小数点以下の桁数が自動的に切り捨てられます。千桁区切りは使用されません。金額はさらに、開始位置によって指定された数または文字で切り捨てられます。金額はさらに、開始位置によって指定された数または文字で切り捨てられます。開始位置は右から左に指定します。つまり、1 の位は位置 1 (最下位桁)、10 の位は位置 2、100 の位は位置 3 です。たとえば、基本金額 12,345.56 が参照される場合、開始位置が 2 の再定義データ項目は 12,340、開始位置が 3 の再定義データ項目は 12,300 となります。