ルールデータプリセット

ルールデータプリセットで特定の値をプリセットすることにより、データ入力時にデータを挿入したり、特定のフィールドに一定の値を挿入したりするように SunSystems を設定できます。

[ルールデータプリセット] を使用して、データ入力時に最大 20 のフィールドをプリセットできます。各プリセット値には最大 15 文字を含めることができます。プリセット値は、ルールデータセット内で選択されるコードの組み合わせに適用されます。

[ルールデータプリセット] には、挿入する特定の値のみが保持されます。データ項目、つまり値を挿入したいフィールドは、[ルールデータプリセット] で定義されません。これは、ルールセットの設定コマンドで指定する必要があります。

注: 各機能の特定のデータ項目は、設定コマンドで変更または挿入できません。

たとえば、勘定科目コードが 11000、元帳分析コードが 11BLF、元帳分析 3 が A101 の場合に、1 つの仕訳行の取引説明をプロジェクト A101-BF にプリセットするルールを作成できます。

次のように定義します。

  • ルールデータセットキー - キーフィールドとして勘定科目コード、元帳分析 1、元帳分析 3 を定義します。
  • ルールデータセット - 取引説明に次のデータ項目値とプリセット値を含めます。
  • ルールデータセットコード 勘定科目コード 分析コード 1 分析コード 3 プリセット番号 プリセット値
    AC13 11000 11BLF A101 1 A101-BF
  • ルールセット - 次のアクション文を含めます。
  • コマンド 値 1 演算子 値 2
    設定 取引説明   プリセット値 1

ルールデータプリセットは、ルールデータセットとルールデータセットキーの階層の最下位レベルに位置します。「ルールデータ階層」を参照してください。

注: [ルールデータプリセット] を使用するかどうかを決める際には、次の 2 つのシナリオを考慮してください。
  • 1.すべての状況で特定のフィールドに一定の値を設定する必要がある場合は、ルールデータプリセットを使用する必要はありません。これは、ルールセットで特定の値を直接指定 (ハードコード化) できるためです。

  • 2.プリセットする値が、入力するその他のデータ項目の組み合わせによって異なる場合は、ルールデータセットを使用してこれらの組み合わせを定義します。さらにルールデータプリセットを使用して、上の例に示されているように後続のプリセット値を定義します。

注: ルールセットは複数のルールデータセットで定義されている有効なコードの組み合わせを参照できますが、使用できるプリセット値は、ルールデータセットの 1 つで定義されているプリセットのみです。