ルールセット
ルールセットには、SunSystems 機能で入力するデータに適用する一連の条件とアクションが含まれます。ルールセットはイベントプロファイルに対して定義します。
ルールの SunSystems 機能を定義するのは、イベントプロファイルです。
ルールセットは、データの妥当性検査、データ値の設定、選択データでの換算や計算の実行、特定の処理やアクションを制御する条件の設定など、さまざまな目的で使用できます。
ルールセットは一連の条件文と、それに続くアクション文で構成されます。すべての条件でアクションが必要とされる場合には、一連のアクションのみが含まれます。ルールセットには最大 50 の条件文と最大 50 のアクション文を含めることができます。条件文は常にコマンド IF または OR で開始されます。アクション文は、常に条件文の後に定義します。
ルールセットは決定テーブルとして定義されます。決定列を使用して、1 つまたは複数のアクションと、1 つまたは複数の条件文の結果が関連付けられます。1 つのルールセットに最大 10 の決定列を含めることができます。
ルールセットの例を次に示します。
コマンド | 値 1 | 演算子 | 値 2 | 決定列 1 | 決定列 2 | 決定列 3 |
IF | 製品コード | = | P01 | Y | N | |
IF | コストセンターコード | = | 空欄 | Y | ||
設定 | 元帳分析 6 | = | ABC | X | ||
設定 | 元帳分析 6 | = | 123 | X | ||
表示 | コストセンター不明エラーメッセージ | X |
IF 文は条件文で、設定文や表示文はアクション文です。
条件文の結果 (Y または N) は、決定列で定義します。特定の結果に対するアクションは、アクション文の適切な決定列で X を使用して定義します。
たとえば上記の例では、製品コードが P01 の場合、決定列 1 で定義されているように、元帳分析 6 の値が ABC に設定されます。製品コードが P01 でない場合は、決定列 2 で定義されているように、元帳分析コード 6 の値が 123 に設定されます。
キーポイントの要点
- ルールセットには、IF または OR 条件文と、設定、表示、計算などのアクション文が含まれます。
- 複数の IF 文や OR 文を使用できます。
- アクション文は、常に条件文の後に定義します。
- 条件文の結果は Y または N で、決定列で定義します。
- 条件文/結果に対するアクションは、該当する条件/結果の決定列で X で定義します。
- 文で参照される値には、データ項目、リテラル値、作業領域、またはキーワード (例: 存在) を使用できます。
- ルールセットごとに 10 個の決定列があります。