ピボット通貨
単一通貨環境の場合でも、すべてのビジネスユニットに対してピボット通貨を設定する必要があります。
多通貨環境では、各取引で使用できる通貨値の 1 つをビジネスユニットのピボット通貨として指定する必要があります。
- 基本通貨 (値 1)
- 取引通貨 (値 2)
- 第 2 基本通貨 (値 3)
ビジネスユニットで基本通貨と第 2 基本通貨の両方を定義している場合は、どちらか一方をピボット通貨として選択する必要があります。基本通貨と取引通貨だけを定義している場合は、どちらか一方がピボット通貨でなければなりません。
選択されるピボット通貨は、その他の 2 つまたは 3 つの通貨値を計算する際の基準となる通貨です。たとえば、取引通貨をピボット通貨として選択し、取引の基本通貨と第 2 基本通貨値を計算する必要がある場合、使用されるレートは取引通貨と必要な通貨の間のレートになります。これにより、裁定取引による差異が発生するのを防ぐことができます。
ピボット通貨は、ビジネスユニット設定を使用してビジネスユニット定義の一部として指定します。
次の通貨はピボット通貨として使用できません:
- 値 3 - ビジネスユニットで値 3 がレポート通貨として設定されている場合
- 値 4 - 第 4 通貨