調整マネージャが使用する SQL テーブルの管理
調整マネージャは、処理中の取引を保存し、保存取引データをレポートマネージャに転送するために、SQL テーブル RECON_MGR_TEMP を使用します。この 1 つのテーブルがすべての調整マネージャセッションで使用されます。取引はオペレータコードによって識別され、現在のセッションはインスタンスのフィールドで識別されます。
通常はセッション終了時に、セッションのすべての取引に「削除予定」のマークが付けられますが、レポートでデータを使用できるように取引はそのまま残されます。次のセッションを開始するとき、調整マネージャは該当するオペレータのテーブルから「削除予定」のマークが付けられたすべての取引を削除します。このため、テーブルに残されるのは、削除されるのを待っている一部の取引だけです。データ削除は調整マネージャの必須のタスクではありません。削除するデータがない場合でも、同じようにセッションが開始されます。
ただし、調整マネージャ実行中にシステムがクラッシュした場合は、取引に「削除予定」のマークが付けられないため次の調整マネージャのセッションで削除されず、取引データがテーブルに残されます。データがテーブルに残ることは好ましいことではありませんが、これによって後続の処理に影響が及ぶことはありません。オペレータの新しいセッションやインスタンスフィールドの新しい値を使用して現在のセッションの取引が識別されるためです。不要な取引は、調整マネージャとそのレポートが実行されていないことを条件に、RECON_MGR_TEMP テーブルの内容を削除することによってクリアできます。