[個別消込み選択基準] フォームの使用

[個別消込み] フォームを選択すると、 [個別消込み選択基準] フォームが表示されます。このフォームを使って、消込みを行う勘定科目取引を選択します。

このダイアログの次のタブで取引選択基準を定義します。

  • [全般] タブを使用して、転記会計期、取引日、仕訳タイプ、仕訳入力者、仕訳転記番号などの財務以外の取引詳細に基づいて取引を選択できます。
  • [金額範囲] タブを使用して、値タイプ、通貨コード、取引値、貸借記号などの財務取引値詳細に基づいて取引を選択できます。
  • [取引分析] タブを使用して、取引分析コードに基づいて取引を選択できます。
  • [通貨コード] タブを使用して、選択した取引通貨 (値 2) と値 4 通貨の取引を選択できます。

すべての選択基準に一致する取引だけが消込み対象になります。

このフォームの使用法の詳細については、「消込み取引の抽出」を参照してください。

  1. 消込み対象の取引を選択するには、 [個別消込み (ACA)] [個別消込み選択基準] フォームに次の詳細を入力します。
    勘定科目コード
    消込み対象として選択する取引の勘定科目コード
    転記会計期/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の転記会計期の範囲。すべての会計期の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な転記会計期範囲を指定します。特定の取引通貨値の選択した範囲の値を含む取引だけを選択することによって、照合で選択される取引の数を減らすことができます。
    取引日/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の取引日の範囲。すべての日付の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な会計日付範囲を指定します。
    仕訳タイプ/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の仕訳タイプの範囲。すべての仕訳タイプの取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な仕訳のタイプを指定します。
    仕訳入力者/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の仕訳入力者コードの範囲。すべての仕訳入力者の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な仕訳入力者の範囲を指定します。
    仕訳番号/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の仕訳転記番号の範囲。すべての仕訳転記番号の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な仕訳転記番号の範囲を指定します。
    取引参照/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の取引参照番号の範囲。すべての取引参照の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な取引参照の範囲を指定します。
    リンク参照 1
    消込み対象として選択する取引の [リンク参照 1] 番号の範囲。すべてのリンク 1 参照の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な取引参照の範囲を指定します。ブローカー元帳として財務モジュールを使用している場合は、これを請求リンクとして使用できます。
    リンク参照 3
    消込み対象として選択する取引の [リンク参照 3] 番号の範囲。すべてのリンク 3 参照の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な取引参照の範囲を指定します。ブローカー元帳として財務モジュールを使用している場合は、これを会計リンクとして使用できます。
    二次参照
    消込み対象として選択する取引の [二次参照] 番号の範囲。すべての二次参照の取引を消込む場合は [すべて] を選択します。または、必要な二次参照の範囲を指定します。
    消込み参照
    消込み対象として選択する取引の [消込み参照] 番号の範囲。すべての消込み参照の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な消込み参照の範囲を指定します。
    入力日/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引の入力日の範囲。すべての日付の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な日付範囲を指定します。
    期日
    消込み対象として選択する取引の期日範囲。すべての日付の取引を消込む場合は、[すべて] を選択します。または、必要な日付範囲を指定します。
    消込みマーカー
    消込み対象として選択する取引の消込みマーカー。デフォルト値は [未消込みのみ] ですが、[支払済のみ] や [強制のみ] などの特定消込みマーカーを指定できます。

    これは、 [個別消込み (ACA)] を使用して、選択した取引の消込みマーカーを調整する場合に便利です。たとえば、[保留] マーカーをリセットして、取引を支払にリリースできます。

    次のオプションがあります。

    • [未消込みのみ]
    • [すべての取引を含む]
    • [消込み済のみ]
    • [訂正のみ]
    • [支払済のみ]
    • [調整済のみ]
    • [0 マーカー - 9 マーカー]
    • [空欄消込みマーカー]
    • [強制のみ]
    • [保留のみ]
    • [支払非照合]
    注:  [F-強制]、[W-保留]、[B-繰越]と [0 - 9] の数値マーカーが付けられた取引は未消込みとして処理されます。[未消込みのみ] のオプションを選択すると、これらの消込みマーカーの取引がすべて抽出されます。
    再評価を含む
    再評価取引を消込み対象として選択するのかどうかを定義します。再評価取引は、 [為替再評価計算 (LER)] によって生成され、未実現換算差益および差損を記録します。
    取引選択
    これにより、仮取引が許可されている場合に、レポートで選択される取引の種類が特定されます。次のオプションがあります。
    • [すべて含む] - 仮取引、正式取引の、すべての取引を含む
    • [仮処理は除く] - 正式転記のみを含む
    • [仮処理のみ] - 仮転記のみを含む
  2. 次の情報を指定します。
    通貨 ID
    次の [] フィールドで取引を選択する際の基準として使用する通貨値のタイプ。基本通貨 ([値 1])、取引通貨 ([値 2])、第 2 基本/レポート通貨 ([値 3])、[メモ値]、[第 4 通貨] を選択できます。たとえば、選択範囲内の取引通貨値を含む取引を選択するには、[取引値] を選択します。
    値/終り/すべて
    消込み対象として選択する取引値の範囲。この範囲内の選択通貨の値を含む取引だけが選択されます。すべての値を含めるには、[すべて] を選択します。[通貨 ID] によって、確認される通貨値が決まります。
    貸借記号
    借方または貸方記号に基づいて取引を選択できます。借方と貸方の両方の取引を選択するには、このフィールドを空欄にします。
    要素
    元帳取引に割り当てられている分析要素が一覧表示されます。いずれかの要素を使用して、消込みする取引を選択できます。
    分析コード
    取引の選択に使用される、該当する分析要素の分析コード範囲
  3. 多通貨環境では、異なる取引通貨で取引が勘定科目に転記されていることがあります。この場合、特定の通貨で入力されている取引だけを選択すると、簡単に取引を照合することができます。
    通貨コード/終り/すべて
    消込みに選択する取引の有効通貨コードまたはコード範囲。取引通貨値 (値 2) に適用される通貨コードの範囲。値 2 通貨値を持つすべての通貨の取引を選択するには、[すべて] を選択します。
    第 4 通貨コード/終り/すべて
    消込みに選択する取引の有効な 第 4 通貨コード またはコード範囲。値 4 通貨値を持つすべての通貨の取引を選択するには、[すべて] を選択します。このオプションは、第 4 通貨がビジネスユニットで可変取引通貨として設定されている場合にのみ適用されます。上記のフィールドで通貨コード範囲と 第 4 通貨コード範囲を選択する場合は、これら両方の基準を満たす場合にのみ取引が選択されます。たとえば、取引通貨の [USD]、第 4 通貨の [EUR] の取引だけを選択できます。
  4. 変更内容を保存します。