データ転送

注: DataLink Server および Evolve 1.2 のデータ転送機能に変更はありません。SunSystems v4、SunSystems v5、SunSystems v6 へのデータ転送が可能です。SunSystems v4 用の NDF ファイルを作成することにより互換性が保たれます。SunSystems v5 と SunSystems v6 は、XML ファイルを作成するか、SSC コンポーネントを介してデータを転送します。

データ転送機能を使用して、Microsoft® Office Excel ワークシートから製品データベースへデータを転送できます。DataLink Server は DataLinks を介して他の製品に接続します。

DataLinks は 1 つまたは複数のデータ転送定義で構成されます。データ転送定義はデータフィールド構造です。各データベースフィールドを Excel ワークシートフィールドにマップして定義します。

Excel からデータが抽出され、選択されているデータ転送定義に基づいて検証されます。

ほとんどの場合、データ転送によってデータベースに直接転送されます。ただし、データベースによってはデータを直接受け入れることができないため、中間の手順が必要になります。この場合は、データ転送で作成された XML トランザクションファイルを手動で製品データベースにインポートします。

レコードタイプに応じて、製品データベースに格納される方法も異なります。たとえば、顧客レコードと会計取引レコードでは構造が異なります。

データ転送定義には 3 つの書式があります。

  • 基本: ソースワークシートに保存されている各フィールドを製品データベースのフィールドにマップします。
  • レイアウト: ヘッダーと本文で構成されているレコードなど、複雑なレコードを作成するための定義です。
  • マトリックス: マトリックスデータ転送定義は、値範囲のそれぞれの値に同じデータを転送します。これを「マトリックスレプリケータ」と呼びます。

データ転送定義のフォーマットによって、Excel ワークシートでデータを指定するフォーマットが決まります。Excel ワークシートの各フィールドはデータベースに存在するフィールドを表します。通常、ワークシートのフィールドは列または行に表示されます。「基本」データ転送定義では、ワークシートのレイアウトを、製品ユーザーインターフェイスのフィールドレイアウトと同じにすることができます。これにより、製品に慣れているユーザーは簡単にワークシートとデータ転送定義をマッピングできます。

各データ転送定義のフィールドの 1 つは、各レコードの開始点を識別するために使用されます。「基本」および「マトリックス」のデータ転送では、ドライバコードで新しいレコードの開始点を識別します。ドライバコードはデータベースの必須のキーフィールドにマップされます。残りのフィールドはデータベースの該当するフィールドにマップされます。通常、ドライバコードはデータセットの最初の列です。「レイアウト」データ転送には、ドライバコードの代わりにレイアウト識別子があります。