データ転送
データ転送機能を使用して、Microsoft® Office Excel ワークシートから製品データベースへデータを転送できます。DataLink Server は DataLinks を介して他の製品に接続します。
DataLinks は 1 つまたは複数のデータ転送定義で構成されます。データ転送定義はデータフィールド構造です。各データベースフィールドを Excel ワークシートフィールドにマップして定義します。
Excel からデータが抽出され、選択されているデータ転送定義に基づいて検証されます。
ほとんどの場合、データ転送によってデータベースに直接転送されます。ただし、データベースによってはデータを直接受け入れることができないため、中間の手順が必要になります。この場合は、データ転送で作成された XML トランザクションファイルを手動で製品データベースにインポートします。
レコードタイプに応じて、製品データベースに格納される方法も異なります。たとえば、顧客レコードと会計取引レコードでは構造が異なります。
データ転送定義には 3 つの書式があります。
- 基本: ソースワークシートに保存されている各フィールドを製品データベースのフィールドにマップします。
- レイアウト: ヘッダーと本文で構成されているレコードなど、複雑なレコードを作成するための定義です。
- マトリックス: マトリックスデータ転送定義は、値範囲のそれぞれの値に同じデータを転送します。これを「マトリックスレプリケータ」と呼びます。
データ転送定義のフォーマットによって、Excel ワークシートでデータを指定するフォーマットが決まります。Excel ワークシートの各フィールドはデータベースに存在するフィールドを表します。通常、ワークシートのフィールドは列または行に表示されます。「基本」データ転送定義では、ワークシートのレイアウトを、製品ユーザーインターフェイスのフィールドレイアウトと同じにすることができます。これにより、製品に慣れているユーザーは簡単にワークシートとデータ転送定義をマッピングできます。
各データ転送定義のフィールドの 1 つは、各レコードの開始点を識別するために使用されます。「基本」および「マトリックス」のデータ転送では、ドライバコードで新しいレコードの開始点を識別します。ドライバコードはデータベースの必須のキーフィールドにマップされます。残りのフィールドはデータベースの該当するフィールドにマップされます。通常、ドライバコードはデータセットの最初の列です。「レイアウト」データ転送には、ドライバコードの代わりにレイアウト識別子があります。