Oracle データベースからのデータを Mongoose アプリケーションに含める

Mongoose ベースのアプリケーションは、IDO 層を通じ、Oracle データベースと通信できます。通信を設定するには、以下の手順に従います:

非 Unicode データベースをリンクする場合、 [デフォルト処理] フォームを使用して [非 Unicode リテラル] のデフォルト処理を設定します。これにより、照会を実行する場合にデータベースのインデックスがスキャンされ正しくアクセスされるようになります。

組み込み処理デフォルト」を参照してください。

  1. [アウトリガープロファイル] フォームで、Oracle データベースのプロファイルを作成します。[データベース区分] を [Oracle] に設定し、データベースにリンクした時の Oracle ユーザ、パスワード、使用するデータソースを指定します。データソースは tnsnames.ora ファイルで定義された Oracle のサービス名を示します。
  2. [IDO リンクデータベース] フォームで、これらの値を持つ新規リンクデータベースレコードを作成します:
    データベースのリンク
    Mongoose のデータベースで識別される名前を指定します。これは Mongoose の内部指定のみで、実際のデータベース名と同じでなくても構いません。
    データベース区分
    [Oracle] を指定します。
    プロファイル名
    手順 1 で作成したプロファイルを指定します。
  3. [テーブル] グリッドで、Oracle データベースの既存のテーブル名を指定します。
  4. フォームのボタンを有効にするテーブルレコードを保存します。
  5. テーブルを選択し、[カラム]をクリックします。これにより、[カラム] グリッドのある [IDO リンクテーブル] フォームが開きます。
  6. [再読込み]をクリックして、Oracle データベースを接続し、新規テーブルのデフォルトカラム情報を作成します。
  7. [ビューの作成] をクリックして、必要なカラムとデータ区分を定義する新しい Mongoose ビューを作成します。Mongoose ビューには、以下のカラムと値に加え、リンクされたテーブルからのカラムが含まれます。
    • 楽観的ロックに使用する「RecordDate」
    • 全テーブルに対して一意の値でなければならない「RowPointer」
    • 内部で使用されるリテラル値が [1] の「AddMongooseFields」
  8. 新規 [ IDO ウィザード] を使用して、新規テーブルの IDO を作成します。プロファイル名は自動的に入力されます。

処理についての注意:

  • IDO 定義とともに格納されたプロファイルは、テーブルの読み書き操作に対する IDO レイヤの ApplicationDB オブジェクトの作成、およびそのデータベースに対するメソッドコールに使用されます。
  • 基本的に読み書き機能を Oracle データベースに許可するウィザードで IDO を構築する以外には、アウトリガーデータベースに直接アクセスできる IDORuntime.Context.CreateOutriggerApplicationDB をカスタムプログラムで使用できます。

    この組立を使用するコードサンプルのための 「例:アウトリガーデータベースと通信するためのカスタムコード」を参照してください。

  • Mongoose ユーティリティサーバには、標準 Oracle クライアント DLL が必要です。非直接モードが通信に使用されます。
  • Oracle データベースと通信する時には、非同期イベントハンドラは使用できません。
  • ユーザ定義フィールドは、Oracle データベースとの通信には使用できません。
  • IDO で参照される全ての Oracle テーブルは、同じ Oracle データベースに存在する必要があります。
  • RowPointer および RecordDate プロパティが Mongoose によって使用されますが、Oracle テーブルには存在しないため、基準テーブルカラムにポイントする代わりにこれらの IDO プロパティが使用されます。
  • 呼び出された Oracle IDO メソッドは、整数の戻り値型を持つ関数でなくてはなりません。
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