グリッドのみのフォームとグリッド

レコードおよびコレクションの表示に使用される最も一般的なフォーム区分またはフォームの一部がグリッドであり、レコードのコレクションを表(行と列)形式で表示します。グリッドは、単独で、フォームの内容を構成することも可能で、その場合はグリッドフォームと呼ばれます。グリッドは、他のフォーム(最も一般的にはマルチビューフォーム)でも使用できます。

グリッドのみのフォーム

グリッドのみのフォームは、スプレッドシートまたはテーブル表示と同様に、グリッドを使用して全てのデータを表示および変更するフォームです。

グリッドのみのフォームには、単一のグリッドを使用した IDO コレクションデータが表示されます。グリッドの各行は、コレクション内の 1 つのレコードに相当します。

グリッドのみのフォームは通常、値、設定、パラメタ、またはコードの関連したグループの定義および表示に使用されます。表示されるコレクションは通常、小さくて限られたデータ容量です。

一部のフィールド(カラム)には表示専用データが含まれ、通常、影付きのセルで示されます。他のカラムは、関連データの入力および変更に使用できます。通常、編集可能なフィールドには値を直接入力できますが、一部のフィールドではドロップダウンリストから値を選択する必要があります。

他のフォームでのグリッド

純粋なグリッドフォームではないフォームでは、データを表示および操作するためにグリッドを利用する場合もあります。

マルチビューフォームでのグリッド:

  • マルチビューフォームでは、フォーム内の 1 つのビュー(通常は分割バーの左側のビュー)でグリッドを使用します。
  • マルチビューフォームで表示されるグリッドは、グリッドフォームと同じように機能します。

照会フォームでのグリッド:

  • 照会フォームでは、グリッドを使用して、そのフォームを使用する照会から返されるレコードを表示します。これらのグリッドは、照会フォームの最下部に表示され、[結果]というラベルが付けられます。
  • 照会フォームの[結果グリッド]の詳細は、「照会フォームについて」を参照してください。

レポートフォーム、アクティビティフォーム、およびユーティリティフォームのグリッド:

  • 一部のレポート、アクティビティ、およびユーティリティフォームはレコードを取得します。これらのフォームでは、グリッドを使用して、処理するレコードをプレビューし、選択できます。
  • グリッドを使用するフォームの詳細は、そのフォームのオンラインヘルプを参照してください。
注:  それらのフォームの多くに、プレビュー用に返される各レコードの[選択]オプション(チェックボックス)が用意されています。このオプションを使用してレコードを選択すると、そのレコードの行ラベルに変更済みのマークが表示されます。この表示は、レコードは選択済みですが、未処理であることを示しています。

そのようなフォームでは、[確定] を 選択して、[処理] をクリックすると、システムは選択された全てのレコード(のみ)を処理します。つまり、[選択] オプションで選択され、更に行ラベルに変更済みマークの付いた全てのレコードが処理されます。全ての選択されたレコードの処理が成功すると、通常、そのフォームはリフレッシュされます。通常、フォームがリフレッシュされると、選択された全てのデータは処理済みとなり、表示されなくなります。

レコードを個々に処理する設定で、レコードの処理中にエラーが発生することがあります。そのような場合は、通常、エラー発生前に処理されたレコードは、既にデータベースで確定されています。コレクションは、リフレッシュされず、まだグリッドに表示されていますが、変更済みマークは消去されます。これらのレコードは、処理を再試行しても処理されません。

全てのレコードを一括処理する設定でエラーが発生した場合は、どのレコードの処理も完了されません。この場合は、全てのレコードの状況が、処理の試行前の状況に戻されます。

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