非区切りデータ

データファイルに区切り記号がなく、フィールドが固定長の場合は、「完全なフラットファイル」と見なされます。この場合は、フィールドの [max-length] 属性を使用して各フィールドのデータ長を指定します。

固定長データでは、フィールドが正しい位置で始まるようにするために、データ値をパディングしなければならない場合があります。これは [trailing-chars] 属性を使用して処理されます。trailing-chars 属性は、実際のデータの後に表示され、XML に書き込む前に自動的に削除される文字を定義します。さらに、FSD プロセッサは、[trailing-chars] 属性を使用して、XML からフラット形式に戻すときの適切なフィラー文字を指定します。

固定長フィールドを使用する FSD の例を次に示します。

<?xml encoding='UTF-8' version='1.0' ?>
<schema xmlns='http://www.infor.com/2017/TD/SSTransform/fsd/' version='1.0'>
  <sequence output='no'>
    <record max-occur='0' name='parent'>
      <field name='child1' max-length='20' trailing-chars=' '/>
      <field name='child2' max-length='20' trailing-chars=' '/>
    </record>
  </sequence>
</schema>

この FSD の入力データの例を次に示します。

Child Data 1
Child Data 2
Child Data 3
Child Data 4

この FSD の出力データの例を次に示します。

<parent>
  <child1>Child 1 Data</child1>
  <child2>Child 2 Data</child2>
</parent>
<parent>
  <child1>Child 3 Data</child1>
  <child2>Child 4 Data></child>
</parent>