結合条件の使用

レポートをデザインする際に結合タイプを上書き変更できます。たとえば、特定の会計期範囲内に取引が存在しない勘定科目コードをすべて表示するようなレポートを定義できます。

  1. レポートデザインペインのレポートアイコンをクリックして、レポートのプロパティを表示します。
  2. [結合条件] プロパティを選択します。関連付けられているビジネスオブジェクトが存在しない場合は、プロパティ値に [関連付けなし] と表示されます。システム標準の関連付けが設定されている場合は [標準] と表示されます。ユーザーが関連付けを変更した場合は [ユーザー定義] と表示されます。[照会] ボタンをクリックすると [結合条件] ダイアログが表示されます。このダイアログの左ペインには関連付けの表が表示され、右ペインでは関連付けの結合タイプを変更できます。
  3. 次の情報を指定します。
    関連付け
    現在選択しているビジネスオブジェクトのすべての関連付けが一覧表示されます。+ 記号と - 記号を使用してリストを展開表示または折りたたみ表示することができ、必要に応じてペインのサイズを変更できます。
    タイプ
    関連付けタイプが次のいずれかで表示されます
    • 内部結合 内部結合 - キーフィールドと一致するすべての行が取得されます。
    • left_outer.png 左外部結合 - [元] 値のすべての行が取得されます。
    • right_outer.png 右外部結合 - [対象] 値のすべての行が取得されます。
    • full_outer.png 完全外部結合 - [元] 値のすべての行と [対象] 値のすべての行が取得されます。
    使用済
    現在のレポートデザインで関連付けが適用されている場合は、この列にチェックマークが表示されます。

    結合条件:

    関連付け
    選択した関連付けの親である関連付けの名前
    始め
    関連付けの参照元となるオブジェクト
    終り
    関連付けの参照先となるオブジェクト
    結合タイプ
    必要に応じてドロップリストから他の結合タイプを選択します。それに応じて関連付けの詳細が更新されます。使用できる結合タイプは、一般的にリレーショナル照会で使用されるものと同じです。[リセット] ボタンを使用して、デフォルトの関連付けに戻すことができます。
    説明
    現在選択している [結合タイプ] の説明が表示されます。
  4. 変更内容を保存します。

たとえば、元帳行と勘定科目の関連付けを [右外部結合] に設定すると、次のように出力が行われます。

選択された会計期に取引行が存在するかどうかに関わらず、すべての勘定科目のヘッダー行が印刷されます。

勘定科目 会計期 2 開始残高 会計期 2 変動 期末残高/会計期 3 開始残高
11000 -13,234.23 -1,000.00 -14,234.23
12000 -10,000.00 0.00 -10,000.00
13000 -12,234.19 -1,600.00 -13,834.19

会計期 2 の勘定科目 12000 には行が存在しませんが、会計期変動値の合計はゼロ (0.00) であり、Null とは見なされません。

元帳行と勘定科目の関連付けを [内部結合] に設定すると、次のように出力が行われます。

選択された会計期に取引行が存在するかどうかに関わらず、すべての勘定科目のヘッダー行のみが印刷されます。

勘定科目 会計期 2 開始残高 会計期 2 変動 期末残高/会計期 3 開始残高
11000 -13,234.23 -1,000.00 -14,234.23
13000 -12,234.19 -1,600.00 -13,834.19