条件式の使用
集計フィールドやデータグループなどのすべてのデータフィールドに条件式を作成できます。
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次の情報を指定します。
[挿入] メニューから [式] を選択します。 [値式] ダイアログが表示されます。 [値式] ダイアログは [レポートデザイナ] でのみ呼び出すことができます。ランタイムには使用できません。このため、パラメータ条件タイプが式の場合は、デフォルトの固定値を指定しておく必要があります。デフォルト値は空欄にできず、[固定] オプションをオンにする必要があります。
- 条件式を作成するには、 [値式] ダイアログの [標準] タブで [ケース文の追加] をクリックします。これにより [ケース] タブが追加されます。条件とケース文を追加したら [OK] をクリックして変更内容を保存し、 [値式] ダイアログを閉じます。
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次の情報を指定します。
- ケース文を作成する
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[ケース] タブの [値] フィールドで [参照] ボタンをクリックし、表示される [フイールド/式の入力] ダイアログで式を作成します。または、直接 [値] フィールドに値または式を入力します。
[説明] フィールドにケース文の説明を入力します。
[標準フィルタ] または [カスタム式] のいずれかを選択します。
- 標準フィルタを追加する
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[標準フィルタ] を選択する場合は、[条件の追加] ボタンをクリックして新しい行を [標準フィルタ] リストボックスに追加します。
[値] 列で値を追加するか、[参照] ボタンをクリックしてフィールドを選択し、 [フィールド/式の入力] ダイアログで式を作成します。
[条件] 列で標準の = 記号をそのまま使用するか、フィールドをクリックしてドロップダウンリストから他の条件を選択します。
[式] 列でフィールドをクリックして値を直接入力するか、[参照] ボタンをクリックして表示する [フィールド/値の入力] ダイアログでフィールドを選択するか式を作成します。[値] 列に該当するフィールドタイプが含まれる場合は、参照ボタンを使用して検索値を表示し選択できます。
注: [式] 列に文字値を入力する場合は、? マークで囲まないと文字列が正しく認識されません。条件式は必要な数だけ追加できます。すべての条件が True になる場合にのみ、ケース文の条件が満たされます。
- 条件を削除する
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条件を削除するには、 [値式] ダイアログの [ケース] タブで [条件の削除] ボタンをクリックします。
ダイアログに表示される指示に従って、条件式を作成します。
- カスタム式
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[カスタム式] オプションを選択する場合は、ユーザー独自のカスタム式をテキストボックスに直接入力できます。
注: [カスタム式] オプションを選択する前に標準フィルタを入力すると、その標準フィルタが [カスタム式] フィールドにコピーされます。 - 複数のケース文
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[値] 式に追加された各ケース文には番号が付けられます。タブに表示されるケース文の番号は、式が評価される順序を表します。たとえばケース 2 は、ケース 1 の後、ケース 3 の前に評価されます。
[値式] ダイアログの下部にある右矢印と左矢印を使用して、ケース文の順序を変更できます。選択した矢印の向きにケース文が移動されます。
注: [ケース文のコピー] ボタンを使ってケース文をコピーし、似たような別のケース文を作成することもできます。