Report Items

ReportItems コレクションを使用して式を作成することもできます。式でレポートアイテムを参照するには、次の構文を使用します。

ReportItems!TextboxName.Value

たとえば [元帳行] の [基本金額] フィールドを集計セクションにドラッグすると、そのフィールドのテキストボックス名は baseAmount_amount です。これが式で次のように参照されます。

ReportItems!baseAmount_amount.Value

例:

=(ReportItems!baseAmount_amount.Value)/1000

レポートアイテムの式で参照できるのは、同じグループ内のスコープか子スコープのレポートアイテムだけです。たとえば、レポートに AccountCode のグループが設定されている場合、[詳細] セクションのレポートアイテムは AccountCode グループのレポートアイテムを参照できます。逆に AccountCode グループのレポートアイテムが [詳細] グループ内のレポートアイテムを参照することはできません。

ただし、ページヘッダーまたはページフッターに式を作成する場合は例外です。この場合は、レポート本文の First (最初) または Last (最後) のレポートアイテムを参照できます。

First と Last は、Sum や Avg と同じ集計関数です。

例:

=First(ReportItems!accountCode.Value)

これにより、accountCode レポートアイテムが含まれているグループのページに最初の行が印刷されます。レポートアイテムがページに印刷されない場合は何も表示されません。

注:  SunSystems Reporting Services で提供されている PageTotal 集計関数を使用すると、ページヘッダーまたはページフッターを直接追加することができ、式を作成する必要がありません。