Fields

最も基本的なタイプの式であるフィールド式は、テキストボックスにフィールド値を表示します。選択したビジネスオブジェクトのレポートで使用されているすべてのフィールドが [フィールドリスト] ペインに表示されます。これらのフィールドを式で使用できます。

注: レポートをデザインするときに [フィールド] タブのドッキングを解除して、[データフィールド] ペインから [フィールド] タブに必要なフィールドをドラッグできます。さらに [フィールド] タブからレポートキャンバスにフィールドを直接ドラッグできます。

ビジネスオブジェクトフィールドをレポートアイテムにリンクさせるには、Fields コレクション、フィールド名、Value プロパティを式に含める必要があります。

たとえば、テキストボックスに勘定科目名を表示するには次の式を使用します:

=Fields!LedgerLine_accountCode.Value
注: SunSystems Reporting Services の別名システムは、フィールドに複雑な名前を付けることができます。フィールドの別名を表示するには、フィールドをレポートにドラッグして [プロパティ] ペインの [値] プロパティを選択します。

式は、フィールドオブジェクトを参照するだけの短いものや、フィールドまたはその他のレポートアイテムに基づいた決定関数や書式設定関数を含む長いものにすることができます。レポートアイテムとプロパティの式の始めに = 記号を記述しないと、テキストは普通の文字列として判断されます。

例:

演算式と集計式の例を以下に示します。

  • [FirstName] フィールドと [LastName] フィールドを結び付けます。
    =Fields!FirstName.Value &" "& Fields!LastName.Value
  • Quantity と [UnitPrice] を加算し、[LineTotal] を算出します。
    =Fields!Quantity.Value*Fields!UnitPrice.Value
  • [LineTotal] フィールドを集計します。
    =Sum(Fields!LineTotal.Value)
注: これは、 [集計フィールド] ダイアログで [集計タイプ] の [合計] と [計算タイプ] の [カウント] を選択するのと同じです (これらの設定は、数値フィールドを選択している場合に表示されます)。
注: 集計関数は計算フィールド式では使用できません。