費用ルール (CHR) - 値ラベル詳細

  1. 次の情報を指定します。

    荷揚費用を使用して費用を配賦するときに、配賦原価の元データを定義する必要があります。これは配賦可能な上限金額で、元の値ラベルとして定義されます。

    たとえば、取引に複数の値ラベルがある場合、別々の値ラベルに正味金額 100 GBP と 税金 20 GBP、総額 120 GBP の金額を保持できます。正味金額または総額のいずれかを配賦の元データ (上限金額) として使用できます。

    配賦対象となるオーダー/請求書にこの値ラベルが存在しない場合、または値がゼロの場合は、荷揚費用の配賦は実行されません。

    注: 元の対象の値ラベルは、仕入タイプ設定または在庫移動タイプ設定で定義する必要があります。仕入タイプ設定または在庫移動タイプ設定で値ラベルを定義していない場合は、荷揚費用を使用できません。
    注: 

    値ラベルは、関連する取引タイプの関数式にリンクされます。関数式を設定するときに、使用する小数点以下の桁数を指定できます。この桁数は、値ラベルに値を入力する際にも使用されます。荷揚費用では、元の値ラベルと使用通貨の小数点以下の桁数が同じでなければなりません。これを簡単に実現するには、関数式の小数点以下の桁数を [通貨のデフォルト] に設定します。これを設定しないと、元の値ラベルの小数点以下の桁数が、配賦される通貨金額の小数点以下の桁数を超えてしまう場合があります。

    たとえば関数式と元の値ラベルの小数点以下の桁数が 5 桁に設定されていて、使用通貨の小数点以下の桁数が 2 桁に設定されていると、システムは 2 桁に配賦しようとするため問題が発生します。荷揚費用では、値ラベル金額全体 (この例では小数点以下 5 桁の金額) を配賦する必要があります。

    対象

    この値を使用して、配賦金額で商品原価、受領原価、出庫原価を更新します。例: net。これは値ラベルです。配賦対象となるオーダーまたは請求書タイプに値ラベルが存在しない場合は、荷揚費用の配賦を実行できません。

    荷揚費用機能で値ラベルを更新するには、この値ラベルが商品、受領または出庫原価に関連付けられている必要があります。

    注: 元の対象の値ラベルは、仕入タイプ設定または在庫移動タイプ設定で定義する必要があります。仕入タイプ設定または在庫移動タイプ設定で値ラベルを定義していない場合は、荷揚費用を使用できません。
    費用係数
    荷揚費用の配賦は、手動または自動で実行できます。自動的に実行する場合、このフィールドで定義する値ラベルが使用されます。適用する費用係数 (配賦率) を計算するために使う、対象取引の値です。たとえば、数量または正味金額を指定します。これに費用インデックスの値を乗算します。
    元通貨
    元の値ラベルに使用する通貨を指定します。[基本通貨に一致]、[取引通貨に一致]、[レポート通貨または第 2 基本通貨に一致] のオプションがあります。荷揚費用は常にビジネスユニット設定で指定されているピボット通貨を介して換算されます。
    費用係数通貨
    費用係数に使用する通貨を指定します。[単位なし]、[単位付き]、[基本通貨に一致]、[レポート通貨または第 2 基本通貨に一致] のオプションがあります。
  2. 変更内容を保存します。