自動計算による配賦
手動で配賦金額を入力する代わりに、さまざまな方法を使用して、配賦金額をシステムで自動的に計算できます。後で配賦金額を変更することも可能です。次の 2 つの基本的な方法があります。
費用ルールの費用係数
これは費用ルールで設定する必須の要素です。
例 1
費用係数として使用する値ラベルを選択します。最も一般的なのは、数量を保持するために使用される値ラベルです。このため、配賦処理の対象として選択された行では、配賦行の数量に基づいて、配賦金額がシステムによって比例計算されます。
- 配賦行 1 - 商品項目 X - 数量 10
- 配賦行 2 - 商品項目 Y - 数量 5
- 配賦金額 100 GBP、合計 15 の商品に配賦
これは次のように計算されます。
行 | 商品 | 費用係数 (例: 数量) | 配賦金額 |
---|---|---|---|
1 | X | 10 | 100 GBP x (10/15) = 66.67 GBP |
2 | Y | 5 | 100 GBP x (5/15) = 33.33 GBP |
合計 = 15 | 合計 = 100 GBP |
自動的に計算するには、 [荷揚費用] フォームで を選択します。必要な場合は、後で値を修正できます。
例 2
費用係数が「単位付き」の場合は、配賦する際に、数量だけでなく単位ラベルも考慮されます。
- 500 グラムの商品 A
- 1 キログラムの商品 B
元の数量が 501 で単位ラベルが無視される場合
- 500 が商品 A に配賦されます。
- 1 が商品 B に配賦されます。
ただし、500 グラムの測定単位ラベルを 1 キログラムの半分として使用すると、次のように商品 B が商品 A の 2 倍に配賦されます。
- 167 が商品 A に配賦されます。
- 334 が商品 B に配賦されます。
費用インデックス
費用インデックスは費用インデックス設定 (CHI) で設定され、費用ルールにリンクされます。これはオプションの要素で、費用係数とともに使用されます。使用できる加重基準は複数あります。加重基準「商品」を使った費用インデックスの例を次に示します。
- 商品 X - 加重係数 = 3
- 商品 Y - 加重係数 = 2
- 商品 Z - 加重係数の定義なし。標準の 1 を使用。
商品 X の重みは商品 Y の 1.5 倍、商品 Z の 3 倍です。商品 Z には費用インデックス設定で加重係数が定義されていないため、標準の 1 が使用されます。
上の例の数量を使用して商品の取引を処理する場合、次のように 100 GBP の金額が配分されます。
行 | 商品 | 費用係数 (例: 数量) | 費用インデックス | 重み計算 | 配賦金額 |
---|---|---|---|---|---|
1 | X | 10 | 3 | 10 * 3 = 30 | 100 GBP x (30/40) = 75 GBP |
2 | Y | 5 | 2 | 5 * 2 = 10 | 100 GBP x (10/40) = 25 GBP |
合計 = 40 | 合計 = 100 GBP |
自動的に計算するには、 [荷揚費用] フォームで を選択します。必要な場合は、後で値を修正できます。