商品単価表と値表

商品単価表

商品マスタの価格帯を適用することによって実現する価格機能よりも、さらに高度な機能が必要な場合は、商品単価表で提供される階層構造を使用できます。商品単価表は高度な価格一覧表で、販売促進価格や累積構造などの複雑な価格要件を満たす価格ページが含まれます。これらの価格ページを階層別にまとめ、受発注処理の仕入モジュールや売上モジュールで使用できます。

階層を使用すると、日付期限に制約のないものや重複する日付など、さまざまな日付範囲に対する価格を保持できます。日付が重複する場合は、開始日付が遅いものが優先されます。

商品や顧客のグループを組み合わせたものに対して、価格表を定義できます。1 つの商品単価表には、次の中から最大 5 つの選択カテゴリ (補助カテゴリ) を含めることができます。

  • 勘定科目分析要素
  • 住所分析要素
  • 商品分析要素
  • 取引分析要素
  • 顧客勘定科目コード
  • 顧客請求先住所
  • 顧客納品先住所
  • 商品コード
  • 在庫場所コード
  • 取引タイプ

それぞれの商品単価表に対して、一連の価格範囲を使用できます。オーダーの値を使用して、価格範囲内のどのエントリを使用するのかが決められます。それぞれの商品単価表範囲では、価格値、商品レコードの基本販売価格の 1 つに相対する差異、またはその他の計算値のいずれかを指定します。差異は、パーセンテージ、レート、または金額でなければなりません。

また、代わりの価格計算を指定することもできます。つまり、商品単価表が見つかる場合は商品単価表の値を使用し、見つからない場合は代わりに商品の基本価格を使用します。

値表

値表は商品単価表と似ていますが、貨幣の値ではなく、数量を扱うための表です。値表には販売促進オプションが含まれず、階層別にまとめることはできません。