在庫棚卸
[在庫棚卸] は、特定の商品の在庫状況や保管場所を把握するための方法です。これは在庫調査とも呼ばれます。
[在庫棚卸] 機能を使用して、特定のタイプの在庫棚卸に関するスコープ、処理条件、分析要素を含むテンプレートまたは設定を定義できます。
それぞれのテンプレートでは、オプションで次の項目を定義します。
- 一斉棚卸なのか循環棚卸なのか
- 棚卸を実行する方法
- 棚卸に含める倉庫、ゾーン、在庫場所、商品、バッチ、商品分析、保管特性などの範囲
- 許容差を使用するのかどうか。使用する場合の許容差。
- 棚卸生成時にユーザーに表示する上書き内容
- 在庫更新時に使用する在庫移動タイプ
在庫棚卸には次の 2 つのタイプがあります。
- 一斉棚卸 - 定義されているすべての商品が処理されます
- 循環棚卸 - 最後の棚卸日、棚卸頻度、倉庫や任意の商品選択メカニズムに基づいた棚卸回数を使用して、棚卸に表示する内容を定義します
在庫棚卸では、在庫棚卸の結果、差異が生じた場合に実行する処理を制御する条件を指定できます。許容差を定義して、許容差を下回る場合は自動的に収益計上または損失計上の処理をし、許容差を上回る場合は個別に許可が必要になるように設定できます。許容差チェックはオプションの機能で、必要に応じてオフにできます。この機能をオフにする場合、許容差は無視され、収益計上/損失計上によって自動的に在庫更新が生成されます。
在庫棚卸によって、在庫の収益/損失を計上するための在庫移動オーダーが生成されます。収益を計上するためには受領タイプの在庫移動オーダーが使用され、損失を計上するためには出庫タイプの在庫移動オーダーが使用されます。在庫移動タイプで定義されている元帳転記、関数式、原価更新などは、オーダー作成時に実行されます。