テーブル列
テーブル書式は、レポートを作成するためのテーブル行と列を関連付けます。テーブル行ではレポートの各行の内容を定義し、テーブル列ではレポートの各列の内容を定義します。
財務テーブル列 (FTC) を使用して、レポートのテーブル列セットを定義します。列セットは、列コードで識別されます。1 つの財務テーブルレポートで、最大 50 の列定義を定義できます。これらの列のうち 18 列までをレポートに印刷できます。使用するプリンタで 1 ページに印刷可能な列数を調べる必要があります。
すべての列定義は、一意のテーブル列コードで識別されます。
財務テーブル列は、財務分析レポートライターと財務報告書レポートライターに定義されている列とはまったく異なります。財務情報を示す各列に 2 文字の列コードを指定するかわりに、財務テーブル列を使用して、列の内容に関するより詳細な情報を定義します。
各列には、1 行に 10 文字ずつの最大 4 行のヘッダーを指定できます。
テーブル列の数値で演算を行うことができます。これには統計的な計算を含めることができます。非表示列を仮計算用に使用できます。
列のデータを選択する
次の 2 つは財務テーブルレポートの列の内容を決める重要な要素です。
- 列データコード
- 列基準コード
列データ
列データコードでは、列値と選択した値の形式で表す期間を指定します。列には、選択した期間の実績値や予算値を含めることができます。
あらかじめ定義済みの多数の列データを選択できます。たとえば、現在の会計期残高または累計残高を選択できます。
列基準
列に表示する値は、選択される元帳取引の合計を表します。
財務テーブルレポートには、レポートの行または列として、勘定科目コードを含める必要があります。勘定科目コードを行で使用すると、分析コードなどの他の選択コードを列値に含めることができます。また、その逆も可能です。
たとえば、元帳取引の分析要素で識別される製品グループごとに生産コストを分析したい場合があります。各生産コストの勘定科目は、財務テーブル行 (FTR) で定義したレポートの各行に印刷されます。各製品グループの取引は、財務テーブル列 (FTR) で定義したレポートの各列で分析されます。この場合、[列基準] コードで、製品グループコードを含む元帳取引分析要素を識別します。
列値を集計する取引は、列基準コードによって決まります。
テーブル行に含まれる取引を選択する際にも、同じルールが適用されます。