経費チェックの設定

SunSystems 財務で経費チェックを設定するには、次の手順が必要です。

  1. 元帳テーブルオプション (OLT) を使用して、予算元帳を保存するために必要なテーブルを作成します。
  2. 予算ラベル (BLB) を使用して、予算元帳にラベルを設定します。
  3. [ビジネスユニット管理 (BUA)] でビジネスユニットを選択し、[アクション] メニューから [修正] を選択してビジネスユニット設定フォームを表示します。
  4. [ビジネスユニット設定] で [主要予算元帳コード] を入力し、予算金額を保存する予算元帳を指定します。
  5. [元帳設定 (LES)] で [予算許容差適用] チェックボックスをオンにして、経費チェックに許容差設定を使用したい場合は予算許容率と金額を定義します。
  6. [予算照合設定 (BCS)] を使用して予算照合ルールを定義し、実績勘定科目を消込み済予算金額を含む予算勘定科目にリンクさせます。
  7. 元帳取引入力機能を使用して、予算金額を入力します。
    1. 予算変更 (CBG) を使用して、予算元帳に変更します。
    2. 元帳入力 (LEN)、元帳インポート (LIM)、仕訳配賦を使用して、予算金額を転記します。通常、予算金額は借方として入力します。

    SunSystems 受発注処理モジュールの発注請求書に予算照合を実装するには、次の手順が必要です。これにより、発注請求書を入力して、予算経費金額を更新することができます。SunSystems 財務モジュールで予算が作成されていることを前提としています。

  8. 仕入業務設定 (PBS) で、[予算更新基準] を [オーダー] (請求書全体) または [] に設定します。オーダーに設定すると、請求書全体が入力された後で予算機能が処理されます。行に設定すると、予算照合が 1 行ごとに行われます。
  9. 仕入業務設定 (PBS) で、[経費ステージ] を [請求書入力]、[請求書照合]、[請求書確認] のいずれかに設定します。この設定は、仕入タイプ (PTS) の [経費ステージ] フラグを設定して上書きできます。
  10. 仕入タイプ定義 値設定フォームで、[経費予算金額] フラグを使用して予算照合に使用される金額を設定します。すべての予算金額は基本通貨で保持する必要があります。

これにより、発注請求書を入力し、予算経費金額を更新することができます。予算を超えると、アクションは実行されません。以下の手順で発注請求書に超過経費チェックを実装します。予算が超過する場合は、警告が表示されるか、または処理を続行できなくなります。

  • [仕入業務設定 (PBS)] で [超過経費チェック] をオンにします。
  • 必要に応じて、超過経費チェックの許容範囲を設定します。仕入業務設定 (PBS) で、すべての発注請求書に使用されるパーセンテージまたは金額を設定します。この設定は、セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャで管理される特定のオペレータグループごとに変更できます。取引の予算の超過が許容範囲内であれば、警告が表示されますが、処理を続行できます。予算の超過が許容範囲を超えると、処理を続行できなくなります。

SunSystems 受発注処理モジュールでの予算チェックの実行に元帳インターフェイス転記は必要ありません。