顧客または仕入先の支払銀行詳細

銀行口座振替による決済が必要な場合は、顧客または仕入先の銀行口座の詳細が必要になります。各組織の銀行口座は銀行口座詳細設定 (BNK) で定義します。1 つの顧客または仕入先に複数の銀行口座を指定することができ、各口座は銀行補助コードによって識別されます。それぞれの顧客または仕入先の標準の銀行は、顧客 (CUS) または仕入先 (SUS) で指定します。

この顧客または仕入先の標準の銀行は、支払実行 (PYR) または入金実行 (PYC) で銀行口座振替ファイルの銀行口座詳細を特定する際に使用されます。

注: 銀行補助コードは、決済プロファイル (PYP) で選択基準として定義できます。この機能を使用する場合は、該当する顧客または仕入先のすべての銀行口座詳細に関して一貫した補助コード採番方法を使用する必要があります。たとえば、自社と同じ銀行を利用している相手先を確認し、別個の口座振替ファイルを作成することができます。

銀行口座詳細は、決済の際に作成される送金通知書やその他の書類に含めることもできます。

顧客または仕入先の銀行口座詳細が定義されていないと、支払実行 (PYR) は [元帳設定 (LES)] の [自動口座支払] フィールドの設定に基づいて処理方法を決めます。次の 3 つのオプションを使用できます。

  • [すべて転記] - このオプションを選択すると、銀行口座詳細が定義されているかどうかに関係なく、銀行口座振替ファイルの支払取引が含められます。
  • [銀行口座レコードが存在しない場合はすべて転記してレポート] - このオプションを選択すると、銀行口座振替ファイルの支払取引が含められ、銀行口座詳細が未定義の仕入先/顧客を特定する警告メッセージが表示されます。
  • [銀行口座レコードが存在する場合にのみ転記] - このオプションでは、仕入先または顧客の銀行口座詳細が定義されていないと、支払取引が銀行口座振替ファイルから除外されます。