支払実行
支払実行 (PYR) は自動支払機能を提供します。これを使用して、支払に選択する債権/買掛金勘定科目、両建勘定科目の取引や、支払時期、支払方法を完全に制御することができます。
支払実行 (PYR) を使用した支払方法には次の方法があります。
- 小切手などの印刷済決済書類を使用する、システム生成支払
- 電子銀行口座振替を使用する自動口座支払
- 1 度しか取引しない仕入先に対する 1 回限りの支払
- 会社間勘定科目の決済など、その他の要件に対応するための未定義の支払方法
支払処理の 3 ステップ
自動支払処理は次の 3 つの処理段階で構成されます。
- 支払を行う取引を指定して選択します。
次の 2 つの方法で取引を選択できます。
- 決済プロファイルを使用して、支払実行の主な取引選択基準を決めます。これらの選択基準は、実行時に支払実行 (PYR) によって調整されます。この複合基準によって、支払対象となる取引が決まります。
- コントロールデスク機能を使用して支払取引を抽出し、支払実行 (PYR) に渡して支払います。
コントロールデスクを使用して取引を選択する場合でも、決済データを生成する際に、決済プロファイルは支払実行 (PYR) で常に必要とされます。
- 選択した取引を支払うのに必要な取引を生成します。
支払実行 (PYR) によって、支払に渡された取引が分析されます。各支払の記録に必要な支払取引を作成し、支払実行明細一覧を生成します。割引が適用される取引に関しては、割引を適用し、適切な割引転記を生成します。さらに、割引金額内に税金が含まれる場合は、税額を計算してから転記し、割引の調整と税金の記録を行うことができます。
支払実行では、小切手などの決済書類の作成に使用する決済詳細のファイルを生成します。また、自動口座支払のための銀行口座振替ファイルを作成することもできます。
- 決済書類を作成します。
決済書類 (PYD) を使用して、小切手と送金票、または送金票のみなど、支払取引の処理に必要な印刷出力を行うことができます。書類は SunSystems のレポート機能で作成し、必要な場合は決済書類の書式を変更できます。レポートデザイナ (RED) を使用して、決済詳細を個別のテキストファイルに出力することもできます。