源泉徴収税計算ルール
[計算ルール] を使用して、源泉徴収税コードの詳細を入力し管理します。
源泉徴収税コードの [計算タイプ] によって、源泉徴収税率をどのように定義するかが決まります。
[計算タイプ] が [累積] の場合、つまり税金タイムフレームの累積課税対象金額に対して税金を計算する場合は、累積課税対象金額に応じて税金レートが異なります。このため、ユーザーは課税対象金額の範囲、固定金額、税率を入力できます。
[計算タイプ] が [非累積個別] または [非累積合計] の場合は、選択された課税対象取引の合計金額に対して税金が計算され、1 つの税率のみが使用されます。
- 計算ルールコード
- 源泉徴収税コードの計算ルールを一意に識別するコード。税金範囲に対する順序番号または参照コードです。
- 説明
- 源泉徴収税計算ルールの説明
- 開始日
- この源泉徴収税ルールセットを適用する最初の日付。年度は 4 桁で入力します。
- 終了日
- この源泉徴収税ルールセットを適用する最後の日付。年度は 4 桁で入力します。
- 源泉徴収最低金額
- 源泉徴収の対象となる最低金額。計算される源泉徴収税がこの金額より小さい場合は、源泉徴収されません。たとえば、源泉徴収最低金額が 100 で、計算される税額が 40 の場合は、源泉徴収税は適用されません。税金を累積基準で計算している場合、この最低金額は、計算される税額の合計に対して適用されます。税金を非累積基準で計算している場合は、最低金額は、それぞれの税金計算対象取引に対して適用されます。
- 非課税最低金額
- 源泉徴収税の対象にならない金額。源泉徴収税の制度で最初の税金帯 (基本金額) は課税されないことが決められている場合は、ここでその金額を指定します。源泉徴収税の計算タイプが累積なのか非累積なのかに応じて、非課税基準の扱い方は異なります。
源泉徴収税の [計算タイプ] が [非累積] の場合は、合計金額が非課税金額を超えている場合にのみ、取引の税金が計算されます。たとえば、非課税金額が 1000 で課税対象金額が 5000 の場合は、5000 に対して源泉徴収税が計算されます。同じ非課税金額 1000 に対して取引金額が 800 であれば、源泉徴収税は計算されません。
[計算タイプ] が [累積] の場合は、取引の累積合計から非課税金額が引かれ、残りの金額に対して源泉徴収税が計算されます。つまり、累積合計が非課税金額を超えた分の金額でのみ、源泉徴収税が計算されます。たとえば、非課税金額が 1000 で課税対象累積金額が 5000 の場合は、4000 に対して源泉徴収税が計算されます。
- 最低基準額
- [計算タイプ] が [累積請求 (アルゼンチン)] の場合は、必要最低基準額を入力します。デフォルトの最低基準額は 0.00 で、源泉徴収税計算中に最大基準額に対して検証されます。
- パーセンテージ
- 計算される源泉徴収税のパーセンテージ源泉徴収税が非累積基準、つまり取引基準で計算される場合は、それぞれの取引金額または選択された課税対象取引の合計金額に対してこのパーセンテージが計算されます。源泉徴収税が累積基準で計算される場合、累積課税対象金額が該当する範囲値内に収まるときに適用する源泉徴収税率を定義します。このパーセンテージは、現在の範囲内にある課税対象金額の合計金額に対してのみ計算されます。
- 選択値 1 - 5
- 取引の該当する選択フィールドに存在しなければならない取引の値。計算ルールで選択値フィールドが使用されている場合にのみ、これらのフィールドが適用されます。たとえば源泉徴収税が仕訳タイプ XYZ の取引のみに適用される場合は、源泉徴収税計算ルールの選択値フィールドとして [仕訳タイプ] を選択し、計算ルールに XYZ を入力する必要があります。