単一通貨環境で消込みを残高調整する

単一通貨環境では、消込みを基本通貨で残高調整する必要があります。ビジネスユニットごとに、[手動] と [自動] の 2 つの基本通貨残高調整オプションがあります。このオプションは、 [ビジネスユニット設定] の [基本通貨残高調整] で指定します。

手動残高調整

[基本通貨金額調整] が [手動] に設定されている場合は、消込みを転記する前に、合計の借方と貸方の消込みを基本通貨で残高調整する必要があります。

システムは、[収益/損失計上残高調整] 機能の設定に応じて、差額を割引または損失計上として処理し、残高調整通貨で消込みを自動残高調整しようとします。「消込み中の決済割引の処理方法」を参照してください。

差額が割引または収益/損失許容値を超えているためにまだ消込みが均衡しない場合は、消込みを手動で調整するか、追加取引を生成および転記して、転記前に消込みを残高調整する必要があります。「個別消込み から取引を生成する」を参照してください。

自動残高調整

[基本通貨残高調整] が [自動] に設定されている場合、許可された割引の計算と転記が行われます。

次に、残高調整値が [ビジネスユニット設定] で指定した値 1 丸めしきい値の範囲内であることを条件に、消込みを均衡にする残高調整が自動的に転記されます。残高調整値がしきい値の金額より大きい場合、消込みは手動で残高調整しなければなりません。