出力ファイル

出力ファイルは Excel ワークブックの書式です。このファイルはサーバー上のフォルダに置かれます。デフォルトの場所は

<SunSystems v6.4 インストールフォルダ>/DataAudit/Data です。

ファイルの場所は、 [監査データ抽出] フォームの [作業フォルダ] フィールドで定義できます。

抽出ファイルの設定は [データ監査管理 (DAM)] で定義します。たとえば、パスワード保護などを設定します。

ファイルがパスワードで保護されている場合、ファイルを修正するには [抽出パスワード] を入力する必要があります。抽出パスワードを入力しない場合は読み取り専用のアクセスが可能です。SunSystems で定義されたパスワードによって、ワークシートの構成も保護されます。

監査データ抽出の結果は、監査に含まれる各ビジネスユニットについて、テーブルごとにワークブックの各シートに表示されます。たとえば 2 つのビジネスユニット (PK1 と ABC) の 3 つのテーブル (商品、顧客、勘定科目) で変更が認識されると、ワークブックには、ビジネスユニット PK1 の商品、顧客、勘定科目とビジネスユニット ABC の商品、顧客、勘定科目の 6 つのシートが含まれます。ワークシートの列ヘッダーは、テーブルの列ヘッダーです。

  • 挿入行については、行に「挿入」ラベルが付けられ、データが黒色で表示されます。
  • 削除行については、行に「削除」ラベルが付けられ、削除を行う前のデータが赤色で表示されます。
  • 更新行については、更新前の元データの詳細が「挿入」ラベルが付けられた行に黒色で表示されます。修正した詳細は、「更新」ラベルが付けられた次の行に赤色の太字で表示されます。
注: 監査証跡が示すのは、ユーザーデータが変更されたテーブルの更新内容のみです。[更新カウント] 列では、複数のユーザーによる同時更新を防ぐために、更新数とエントリのロックが追跡されます。更新カウント採番の抜け番号は、エントリが更新されたもののユーザーデータが変更されなかったことを意味します。これは、ユーザーがエントリを選択して内容を変更せずに [OK] をクリックするときに発生します。
注: 抽出データに含まれるレコードのサイズが大きい場合、データはワークブックの複数のタブに分割されます。

データ監査データが初めて表示される場合

注: [更新] アクションまたは [削除] アクションの変更前のデータがデータ監査テーブルに既に存在しない場合は、変更前データのコピーが抽出され、表示されます。前の行に [挿入] または [更新] のラベルが付けられた行が記録され、アクションを行う前のデータ内容が表示されます。変更前のデータ詳細が黒色で表示され、次の行で変更後のデータ詳細が表示されます。