呼出ポイントとアクションコードの使用

呼出ポイントをビジネスルールとともに使用して、システム機能の特定のポイントでビジネスルールを実行できます。

IF 文でシステム機能を定義した後に、呼出ポイントの条件文をイベントプロファイルに追加できます。選択に使用できる呼出ポイントは、システム機能に応じて異なります。

簡単な例として、仕訳行が転記された後にのみ特定の情報を表示する場合を示します。イベントプロファイルの条件は次のようになります。

コマンド 値 1 演算子 値 2
IF 機能コード = 元帳入力
IF 呼出ポイント = 各仕訳行転記済

さらに複雑な例として、仕訳を転記して仕訳番号が返されてから、呼出コマンドを使用して別の COBOL アプリケーションを呼び出す場合があります。

呼出ポイントに適用されるビジネスルールは、通常のルールセットで定義します。ただし、ルールは、呼出ポイントとして選択した機能のポイントでのみ呼び出されます。

注: 入力機能のイベントプロファイルで呼出ポイントが指定されていない場合は、デフォルトで「行終り」呼出ポイントが使用されます。

アクションコードを使用する

アクションコードは呼出ポイントとともに使用して、ビジネスルールを適用するポイントをさらに指定します。アクションコードでは、機能内でユーザーが使用できる [アクション] ボタンと他のコマンドが参照されます。

たとえば、ユーザーが [保留] アクションを選択して行を保留する場合にのみ、受注オーダー入力でデータ転記の呼出ポイントを使用してルールを呼び出します。

注: アクションコードは、すべてのシステム機能に存在するわけではありません。特定のシステム機能と呼出ポイントの組み合わせにのみ適用されます。

使用可能な呼出ポイントとアクションコード

ビジネスルールは、複数の SunSystems 機能に定義できます。これらの一部の機能では、多数の呼出ポイントとアクションコードを使用できます。

システム機能のイベントプロファイルに呼出ポイント文を追加すると、その機能で使用できる呼出ポイントのみがシステムによって一覧表示されます。このため、簡潔かつ正確なオプションリストから呼出ポイントを選択できます。同様に、システム機能と呼出ポイントのアクション文を定義すると、これらの組み合わせで使用できるアクションコードのみがシステムによって一覧表示されます。

SunSystems の各モジュールで使用できる呼出ポイントとアクションは、次のトピックで説明されます。

  • 財務モジュールの呼出ポイントとアクション
  • 静的データ呼出ポイントとアクション
  • 受発注処理モジュールの呼出ポイントとアクション

呼出ポイントの一覧表示

システムで使用できるすべての呼出ポイントのリストが必要な場合は、CALL_POINT テーブルで次の SQL コマンドを使用します。これによって、使用できる呼出ポイントが一覧表示されます。

use <ここにデータベース名を入力。例: SUN51DB>

select CMMNT, CALL_POINT_NUM from CALL_POINT