日次レート

日次通貨換算レートは、特定のカレンダー日付または日付範囲 (発効日範囲) にのみ適用されます。日次レートを使用して、発効日または延長日数における取引の通貨値が換算されます。

通貨コード (CNC) で [日次換算レート使用] オプションを [はい] に設定している場合にのみ、通貨の日次レートを使用し作成することができます。

元帳入力 (LEN) や元帳インポート (LIM) では、会計期換算レートで定義されているレートよりも、日次換算レートが優先して使用されます。また、日次レートは、取引照合 (TRM)、支払実行 (PYR)、入金実行、調整マネージャ (RCM) で計算される割引金額を換算する際にも使用されます。通貨に日次レートを使用することを選択した場合は、これらの機能で会計期レートを使用することはできません。

日次レートを発効日または発効日範囲に対して有効にできます。これは、日次換算レート (CND) の [発効日 始め] と [発効日 終り] で定義します。

たとえば、[発効日始め] を [2011/06/06] に、[発効日終り] を [2011/06/12] にした日次レートを作成すると、レートは 2011 年 6 月 6 日から 12 日まで使用されます (12 日を含む)。[発効日終り] に [2011/06/06] を入力すると、レートは 2011/06/06 にのみ有効になります。

日次換算レートは、日時を記録する目的にも使用できます。たとえば、特別な休日のレートで会計処理を行う場合などです。