バリデータについて

WinStudio には、コンポーネントの値を確認するための拡張ファシリティが用意されています。WinStudioバリデータは複数のコンポーネントやフォームで再使用できるグローバルオブジェクトです。1 つ以上のバリデータをコンポーネントと関連付けることができます。

WinStudio のバリデータは、コンポーネントの非常に効率的な処理を可能にする一連の動作をサポートしています。たとえば、リストの項目と一致する値が自動的に有効とみなされるように、コンポーネントリストソースと関連するバリデータを設定することができます。多くの場合、このテクニックにより、チェックのためのサーバとの往復をなくすことができます。さらに、値を確認するバリデータに加えて、関連する説明を表示したりダウンストリームコンポーネントデフォルトを設定するなど、出力値を機能のためにフォームに返すバリデータを設定することもできます。このテクニックも、サーバとの往復をなくしてくれます。

即座の確認

バリデータは、ユーザがリストから何かを選択したりコンポーネントを終了したときに即座に実行するように設定することができます。また、ユーザがコレクションの他の IDO 品目に移動しようとしたりフォームを保存しようとするまで延期させることも可能です。ユーザがリストから選択したりコンポーネントを終了したときに即座にコンポーネントのバリデータを実行させる場合は、[即座の確認] プロパティを設定します。

バリデータメッセージ

全てのバリデータに対してエラーメッセージを指定する必要があります。エラーメッセージには、既存の WinStudio の文字列を指定することも、独自のメッセージ文字列を作成することもできます。

メッセージ文字列」を参照してください。

また、[例外テキストはバックエンドメッセージ] パラメタをオンにすることで、バリデータの例外メッセージのテキストをエラーメッセージとして表示させることもできます。

バリデータの依存

確認が依存しているある値が変更されたために、以前に確認されたデータが未確認になる場合があります。バリデータの仕様は、コンポーネント、変数、またはプロパティ値を参照する場合があります。コンポーネントの確認後にこの値が変更された場合、そのコンポーネントは未確認とマークされます。この場合、ユーザがコンポーネントを移動したりフォームを保存した場合、バリデータは再度実行されます。

関連トピック