カスタムカラムのサンプル式
DataView のカスタムカラムに使用されている式は、シンプルなものから複雑なものまで、幅広くあります。カスタムカラムで可能なことを把握できるように、次のサンプルの式を用意しました。
サンプル 1:利益マージンの計算
これは、利益マージンの計算に使用される、非常にシンプルな式です。
[Price] - [Cost]
アドバンスドエディタでは、次のように行うことができます。
- [オペランド] で、[ ] 分岐を展開し、[Price](価格)IDO プロパティを含むコレクションを展開します。
- 利益プロパティをダブルクリックします。
- プロパティは、[式/表現を入力] フィールドで以下のように表示されます:[[Price]](価格)
- 負([ ])の演算子ボタンをクリックします。
- [オペランド] フィールドで、[Cost](原価)IDO プロパティをダブルクリックします。
これにより、上記の式が与えられます。
サンプル 2:利益マージンパーセントの計算
この式には、条件付きステートメントが含まれています。これにより、0 による除算を試行しないようにします(時によっては、価格が 0 になることがあります)。
IF( [Price] <> 0, ([Price] - [Cost]) / [Price] * 100, 0)
おおよそ解釈すると、この式は次のような意味になります。Price(価格)をチェックします。価格がゼロでなければ、価格から原価を抽出し、価格による結果で除算し、100 で乗算します。または、価格(Price)がゼロであれば、値をゼロ(0)に設定します。
サンプル 3:利益マージンパーセントのサマリを計算します。
この式では、全ての価格の合計および全ての原価(Cost)の合計を計算します。全ての価格の合計がゼロでなかうれば、その合計に対する利益マージンパーセントのサマリを計算します。
IF (SUM([Price]) <> 0, (SUM([Price]) - SUM([Cost])) / SUM([Price]) * 100, 0)
この式では、条件付きの IF ステートメントも使用して、0 による除算を避けるようにしています。
サンプル 4:式での日時の使用
このサンプル式は、請求書の経過を判定し、これを使用して「経過バケット」を作成します。
DATEDIFF( "d", [InvDate], TODAY() )
IF ([Age] > 90, [DerTcAmtBalance], 0)
サンプル 5:文字列の操作
このサンプル式では、各項目名の最初の 2 文字を検索して返します。
LEFT( [Item], 2 )
この区分の操作は例えば、同じ接頭辞の項目を判定する場合に役に立ちます。そして、この式の結果を使用することで、返されたデータの更なる操作が可能になります。