ランタイム動作、ユーザ設定

設定 説明/コメント/手順
ワークステーションログオンを使用

ワークステーションのユーザ ID とドメイン名を自動的に使用してログオンするには、このオプションを選択します。

このオプションを選択すると、アプリケーションからユーザ ID やパスワードを求めるプロンプトが表示されず、事前登録されたログオン信用状を使用して自動的にログインします。このチェックボックスをオフにすると、ログインするたびに、ログイン ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

このオプションを使用するには、システム管理者は、 [ユーザ] フォーム、[ワークステーションドメイン/ID]フィールドでワークステーションドメイン名とユーザ ID を登録する必要があります。詳細は当該フィールドのオンラインヘルプを参照してください。

このチェックボックスは、 [サインイン] ダイアログボックスにも表示されます。 [サインイン] ダイアログボックスで、このチェックボックスを選択しておくと、ユーザ名とパスワードを入力する必要がなくなりますが、異なるコンフィグレーションの選択は可能です。

コンフィグレーション名をキャプション上に表示

このオプションを選択すると、現在のログオン先のシステム構成の名前が、アプリケーションのタイトルバーに表示されます。

フォームスプリッタ変更の保存プロンプト

このオプションを選択すると、マルチビューフォームの分割バーの位置に行った変更を保存できます。

例えば、マルチビューフォームが開いており、分割バーを移動して、フォームのグリッド側のビューを拡大したとします。この変更内容が気に入ったので、このままの状態を永久に残そうと思います。そうすれば、フォームを開くたびに、分割バーは指定した位置にくるようになるからです。

このオプションが選択されている状態で、フォームを閉じると、現在の分割バーを保存するかどうかについての確認メッセージが表示されます。フォーム設定を保存するには、[はい]をクリックします。

このチェックボックスがオフになっていると、分割バー位置の変更は保存できません。

グリッド変更の保存プロンプト

このオプションを選択すると、マルチビューフォームでグリッドビューに行った変更を全て保存できます。

例えば、マルチビューフォームが開いており、フォームのグリッド側で、一部のカラムを広げ、他のカラムを小さくしたとします。この変更内容が気に入ったので永久に残そうと思います。そうすれば、フォームを開くたびに、グリッド側は現在設定したままの状態になるからです。

このオプションが選択されていて、フォームを閉じると、現在のグリッド側のコンフィギュレーションを保存するかどうかについての確認メッセージが表示されます。設定を保存するには、[はい]をクリックします。

このチェックボックスがオフになっていると、グリッド側の変更は保存できません。

Enter キーが Tab キーのように動作

このオプションを使用すると、フォームでの移動に [Enter] を使用します。これは、[Tab] キーを押した場合の動作と同じです。フィールド間を移動するのに [Tab] キーのみを使用するには、このチェックボックスをオフにします。

注: 

このオプションを選択すると、[Enter] キーと [Tab] キーを使用して、フォームのフィールドやオプションの間をほぼ自由に移動することができます。ただし、以下は例外です。

  • 複数のテキスト行を入力できるフィールドでは、[Enter] キーを押すと、必ず新しい行が開始されます。次のフィールドに移動するには、マウスまたは [Tab] キーを使用する必要があります。
  • ボタンにフォーカスがある場合、[Enter] キーを押すと、ボタンに表示された操作が実行されます。処理を実行せずに以下のボタンまたはフィールドに移動するには、マウスまたは [Tab] キーを使用する必要があります。
クリップボードへのコピー時にグリッドカラムヘッダを含める

このチェックボックスを選択している場合、グリッドのデータをクリップボードにコピーするとカラムヘッダが含められます。カラムヘッダを含めない場合は、このチェックボックスをクリアします。

フォームとともに IDO メタデータをアンロード

設計モードでグローバルフォームオブジェクトをアンロードするたびに IDO メタデータキャッシュを消去するには、このチェックボックスを選択します。

グローバルフォームオブジェクトをアンロードするには、[フォーム > 定義 > 全グローバルフォームオブジェクトをアンロード] の順に選択します。

IDO またはアプリケーションイベント開発では、キャッシュを消去することで、現在の編集されたメタデータの結果が表示されるようにします。

全ての未変更新規行の自動削除

このオプションを選択していない場合、グリッドに自動的に挿入された行については、全く変更しないままその行から移動してしまうと自動的に削除されます。ただし、メニューオプション、ツールバーオプション、またはキーボードショートカットを使用して作成された行については、そのようには処理されません。こうした行については、通常、変更を加えたかどうかに関係なく、確認が行われます。

このオプションが選択されていると、全ての新しい行が、自動的に挿入されたかのように扱われます。すなわち、手動で作成した行についても、その行を変更しないまま移動してしまうと、自動的に削除されます。

スクリプトの実行の最適化

全てが 1 つのドメインで実行されるよう、このオプションは、フォームおよびグローバルスクリプトを最適化します。これによって、スクリプトのロードとコンパイルにかかる時間が改善されます。

通常は、このオプションを選択することをお勧めします。このオプションの選択解除は、スクリプトの作成、保守、デバッグに携わる開発者およびシステム管理者のみが行う必要があります。通常の作業時間環境では、このオプションの選択を解除すると、システムパフォーマンスに悪影響が及ぶことがあります。

ワイルドカード文字

フィルタ機能または照会フォームで情報を検索するときに使用するワイルドカード文字を指定します。

デフォルト文字は、アスタリスク([*])です。

SQL 文字はフィルタをパススルー

SQL ワイルドカード照会でエスケープを行う特殊文字を指定します。

アンダースコア _ と角カッコ [ ] は、SQL の LIKE 句の照会とワイルドカードで使用できる特殊文字です。たとえば、エスケープ処理が行われない場合は、ワイルドカードコンテキストにおけるアンダースコア文字 _ は「任意の文字」として処理されます。ユーザによってはこれらの特殊文字を独自のビルドイン照会機能で使用する場合も、照会において特殊文字を他の文字と同様に使用する場合もあります。

たとえば、アンダースコア [_] をここでパススルーする文字として指定することもできます。これによって、[my_data*] という値の照会を行うと、照会でアンダースコア文字に SQL Server Escape 句を適用すると、[my_data] で始まるインスタンスのみが返されます。ここでアンダースコアを指定しないと、 [_]は任意の文字を表すと解釈されて、 [my3data] 等のインスタンスを返します。

[データレコードの最大数] および [リストレコードの最大数]

最大数とは、システムで一度に戻されるレコードまたはアイテムの最大数を指します。作業で再設定できる最大数には、以下の 2 種類があります。

  • データレコード
  • ドロップダウンリスト

この 2 種類の最大数には、以下に示す同じ 3 つのオプションがあります。

  • [デフォルト値を使用]:このオプションでは、システムデフォルトの最大数設定の使用が強制されます。これはデフォルトオプションです。
  • [全て取得]:この最大数では、全レコードの取得、あるいは全アイテムの一覧表示が強制され、システムのデフォルト設定は上書きされます。
    注:  このオプションは、ほぼ全ての操作でお勧めできません。その理由は、全てのレコードを検索したり、リストに全ての品目を表示するには時間がかかり、システム動作が遅くなることがあるからです。
  • [指定された最大値を使用]:この最大数により、独自の最大数を設定できるようになります。このオプションを選択すると、その隣のフィールドでも値を指定する必要があります。

    例えば、システムに 350 レコードを返させる場合、このオプションデータレコードを選択して、値を [350] に設定します。

    [-1] は、システムデフォルトの設定が使用されていることを示します。

    この設定はシステムからサインアウトすると保存されません。

注: 

コレクションの最大値を再設定する代わりに、[現在のコレクションの行を増やす] ツールバーボタンを使用できます。

最大数について」を参照してください。

言語

[言語] リストで、フィールドラベル、ボタンラベル、メニュー、オンラインヘルプ、およびユーザインタフェースの他の部分のテキストに使用する言語を選択します。[適用]をクリックします。これは、 [ユーザ設定] ウィンドウを閉じます。

多国語ユーザインタフェースについて」を参照してください。

注:  システムにインストールされ、利用できる言語のみが、このリストに表示されます。
初期コマンド

このフィールドの値は、フォームが開かれ、フォームに明確に定義されている初期コマンドがない場合に実行される、デフォルトの初期コマンドを示しています。このユーザデフォルト初期コマンドは、初期コマンドに関連している標準の操作がフォームに有効化されている場合にのみ適用されます。

以下のオプションを選択できます。

  • [追加]:このオプションは、新しいレコードを作成するように設定されている方法で、フォームを開きます。
  • [フィルタ]:このオプションはフォームを開き、すぐにフォームに関連付けられている照会フォームを開きます(存在する場合)。
  • [フィルタ]:このオプションは、フィルタモードでフォームを開きます。
  • [更新]:このオプションはフォームを開き、すぐにコレクション(レコードの最大数まで)における全てのレコードを返します。
比較ツール

省略ボタンをクリックすると、使用される比較ツールを検索します。

このオプションを使用する前に、ファイルの比較ツールをマシンにインストールする必要があります。

デフォルトの復元

このボタンをクリックすると、全ての設定のシステムデフォルトが復元されます。