受注オーダ出荷と受注オーダ出荷転記 (日本)
顧客は出荷を受入れた後、出荷を承認することが必要です。出荷が承認されると、その出荷の仕訳記帳が転記できるようになります。これにより受注オーダの請求処理が可能になります。しかし、出荷の承認と請求処理との間に時間が経過する場合もあります。その間、受注オーダの金額は[「未払売掛勘定」]として会計帳簿に記入されます。請求処理後に、その金額は[「売上」]と[「未払消費税」]に移動されます。
[受注オーダ出荷] フォームで、個別の出荷の顧客承認を入力します。
出荷の転記により作成される仕訳記帳
顧客が個々の出荷を承認すると、出荷を転記することにより売掛元帳配賦仕訳に[「未払売掛勘定」]仕訳記帳が新規作成されます。転記された出荷の仕訳記帳は次の形式になります。
| 借方 | 未払売掛勘定 | |
|---|---|---|
| 借方 | 販売値引（オプション） | |
| 貸方 | 売上 | |
| 貸方 | 未払消費税 |
受注オーダ出荷転記の逆仕訳
誤って承認、転記された受注オーダ出荷を手動で訂正するには、[]ボタンをクリックします。これにより転記処理で作成された入力から相殺仕訳記帳が作成されます。承認日と摘要は削除されます。出荷の訂正転記の仕訳記帳は次の形式になります。
| 借方 | 売上 | |
|---|---|---|
| 借方 | 未払消費税 | |
| 貸方 | 未払売掛勘定 | |
| 貸方 | 販売値引（オプション） |
転記された出荷の請求処理により作成される仕訳記帳
[請求書/返品伝票] フォームでは、承認され、売掛元帳配賦仕訳に転記されたオーダ出荷のみを選択できます。請求処理では、出荷転記発生主義のエントリを取り消すための仕訳記帳を作成することができ、売掛請求書と次の形式の付随する仕訳記帳を作成します。
| 借方 | 売掛 | |
|---|---|---|
| 借方 | 販売値引 | |
| 貸方 | 売上 | |
| 貸方 | 未払消費税 |
顧客フォームにおける [消費税まるめ方法] と[消費税ヘッダ]または[明細方法]の設定に従って、[消費税]の額が決定されます。