ドイツ向けのローカライゼーションについて

ドイツ向けのローカライゼーションには以下の機能が含まれています。

注:  ローカライゼーションは、[税システム] フォームで税システム 1 に対して [税モード] が [品目] に設定されていることを前提にしています。

カテゴリを使用した付加価値税レポートコンプライアンス

[一般パラメタ] フォームで [EU レポートの有効化] が選択されていて、ドイツ向けのカントリーパックがライセンス取得済みで [オプションモジュール] フォームで有効になっている場合、ドイツバージョンの [税コード] フォームで各税コードのカテゴリを指定することができます。

続いて [税コード] フォームで、各税コードを付加価値税レポートカテゴリに割り当て、使用する取得 VAT 勘定を指定することができます。

利用可能なカテゴリは [EU 付加価値税レポートカテゴリ] フォームに一覧化され、カテゴリに税エントリの相殺が必要かどうかが示されます。このフォームではカテゴリを変更することはできませんが、カテゴリの説明を指定することはできます。

[付加価値税レポート] にカテゴリと説明を表示させることや、レポートをカテゴリ、税コード、税勘定、税基準勘定、または明細番号別に分類することができます。各分類方法で小計が表示されます。

[税明細番号] フォームでは、特定の年の付加価値税財政当局レポートで税システムと税コードを特定の明細番号またはボックス番号に関連付けることができます。この情報があると、 [EU 付加価値税レポート] の値を明細番号または税コードのカテゴリ別に分類し、レポートの適切な明細またはボックスの小計を入力できるため、付加価値税財政当局レポートの記入が簡単になります。

税計算

以下のフォームでは、ドイツ向けのカントリーパックがライセンス取得済みで有効になっている場合、税計算の処理が異なります。

  • [買掛トランザクションの生成] :税が、税エントリの相殺が必要な EU 税カテゴリに属している(つまり [EU 付加価値税レポートカテゴリ] フォームで [税エントリの相殺の作成] フィールドが選択されている)場合、支払証書の生成時に、対象の税コードに対して 2 つの配賦が生成されます。一方の税配賦は(税基準 * 税率)支払として計算され、他方は(税基準 * 税率)控除として計算されます。税率の定義にかかわらず、販売税はゼロです。
  • [支払証書ビルダ] :aptrxd テーブルの税コードに対して、同上です。
  • [購買オーダ受入] aptrxd テーブルの税コードに対して、同上です。

注記:

  • [買掛支払証書と調整] フォームで支払証書が手動で生成された場合、税配賦の作成に使用される税コードがフォームに入力されます。購買オーダ明細の税コードは使用されないため、特別な税処理は実行されません。
  • ドイツ向けのローカライゼーションは、標準アプリケーションの CO-PO からの自動支払証書作成機能をサポートしていません。
  • ドイツ向けのローカライゼーションは、標準アプリケーションの購入先預託在庫機能をサポートしていません。

オーディット用データメディア転送(Z3)アクセス

[GoBD データメディア転送レポート] フォームを使用し、GoBD(旧 GDPdU)のデータメディア転送(Z3)アクセス要件に従う税報告データを準備します。このフォームのオプションは、IDEA オーディットソフトウェアとの統合に必要なトランザクションおよびマスタデータファイルおよびメタデータインデックスファイルを生成します。レポートのデータは、指定日付範囲でフィルタすることができます。詳細は「オーディット送信用データメディアの準備」を参照してください。

関連トピック