実棚卸数量の転記

実棚卸更新処理では、各在庫品目の [手持在庫数] フィールドに全棚卸数量を転記し、在庫調整に備えて仕訳帳に登録します。

注:  システムでは、予約数量がそのレコードの実棚卸数を超えている場合、実棚卸レコードの更新が行えないようになっています。この場合、更新しようとするとシステムはエラーメッセージを表示します。その場合でも、必要に応じて実棚卸更新処理は継続できます。

[在庫予約/予約解除] ユーティリティを使用するか、あるいは [在庫予約] フォームまたは [受注予約] フォームで手動で予約数を減らすまで、レコードは更新されません。

必須事項:

この処理を実行する前に、次のレポートまたは処理を実行して会計オーディットトレイルを生成し、棚卸数量の差異がよくわかるようにしておくことをお勧めします。

  • [在庫事前調整レポート] では、入力された数量を一覧表示し、手持在庫数と実棚卸数量の差異をハイライトします。
  • [実棚卸承認] は、未棚卸 以外の実棚卸レコードの状況を 承認 に変更します。

レコードは、転記する前に承認される必要があります。承認されると、レコードの更新または無効化はできなくなります。

各レポートのデフォルトの選択基準を受け入れます。

  1. [実棚卸更新] ユーティリティを開きます。
  2. 正しい 倉庫 を選択していることを確認します。
  3. [処理] をクリックして手持在庫を更新し、調整用の仕訳帳記帳を作成します。
  4. 処理の完了時、 [タグの入力/更新] フォームまたは [ シートの入力/更新] フォームに残っているレコードを確認します。これらはエラーのために転記されなかったレコードを示します。
  5. [実棚卸レコードのパージ] フォームを開き、転記されなかったレコードをパージします。

残高ゼロまたは無効な実棚卸レコードしか残っていない場合は、この方法で在庫レコードをパージできます。

注:  転記後、必ず在庫を解除してください。
関連トピック